クッキングプロV3は、圧力をかける煮込みを任せたい3〜4人前中心の家庭に向く電気圧力鍋です。ただし、予約・炊飯・ふたの手入れには、買う前に知っておきたい条件があります。
「11役・自動調理120メニュー」という数字を見ると、全部おまかせにできそうに見えます。私も最初はそこで判断を急ぎかけました。
最初にお伝えしておくと、私はこの機種を自宅で使ってレビューする立場ではありません。ショップジャパン公式の仕様・FAQ・掲載レシピと購入者の口コミを、2026年9月16日時点で一つずつ突き合わせる立場で書いています。
先に取り扱いと価格だけ見たい方は、ショップジャパン公式ストアのページ(Yahoo!ショッピング)からどうぞ。2026年10月19日時点で17,900円でした(「使用後でも39日間返品できる」は直販サイトの条件)。
クッキングプロV3とは?V2から何が変わったのか
結論:機能とメニューは増えたが、圧力の強さは据え置き
クッキングプロV3は、ショップジャパンが正規輸入販売元として扱う電気圧力鍋です。公式ページではフルモデルチェンジと位置づけられています。
変わったのは「できる調理の種類」「操作」「メニュー数」「炊飯」の4点です。一方で、圧力の最大値は高圧80kPaで、V2と同じです。
公式が挙げる「4大リニューアル」
公式ページが示している変更点は次の4つです。
- ベイク・グリル機能を追加して1台11役に(圧力・炊飯・無水・蒸し・スロー・発酵・煮込み・炒め・温め直し+ベイク・グリル)
- 操作パネルをシンプルにし、文字を読みやすく変更
- 自動調理メニューをシリーズ最多の120種類に
- 炊飯に「ふっくら炊き」を新搭載(従来の「スピード炊飯」も選べる)
注目したいのは、新しく加わったベイク・グリルが圧力を使わない調理だという点です。「V3にすれば肉がもっと柔らかくなる」という期待は、公式の数字からは読み取れません。
シリーズの流れと安全装置
V2の公式ページには、従来品の調理圧力50kPaに対してV2は80kPaになった、という記載があります。圧力の強化はV2の段階で済んでおり、V3はその上に機能を積み増した世代です。
V3の公式サポートFAQによると、V2と同様に温度上昇・圧力上昇・電流の異常に対する安全装置が付いています。公式ページでは、電気製品の安全性を示すSマークの取得も案内されています。
急いでいるときに強制的に減圧できる排気ボタンもあります。V3の取扱説明書は、公式サポートページで2023年12月発行版が公開されています。
クッキングプロV3の仕様は?サイズ・容量・重さを確認
公式仕様の一覧
数字はすべてショップジャパン公式の商品ページ(仕様欄・よくあるご質問)から拾いました。確認日は2026年9月16日で、2026年10月8日に公式の商品ページとよくあるご質問の原文で全項目を再確認しました。なお商品名の公式表記は「クッキングプロ V3」(スペースあり)です。この記事では、表と出典では公式表記のまま、本文では読みやすさを考えて「クッキングプロV3」と書いています。
| 項目 | クッキングプロ V3(公式表記) |
|---|---|
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 295×292×297mm |
| 満水容量/調理容量 | 約3.2L/約2.1L |
| 本体重量 | 約3.9kg |
| 消費電力 | 700W(AC100V 50/60Hz) |
| 圧力 | 高圧80kPa/低圧40kPa |
| 自動調理メニュー | 120種類 |
| 炊飯量 | 白米で5合まで |
| 予約/保温 | 最大12時間/3時間 |
| 材質 | PP、スチール、アルミニウム 他 |
| 付属品 | しゃもじ、計量カップ、お手入れ用ピン、取扱説明書、おまかせレシピ120 |
| 生産国 | 中国製 |
公式ページの本体サイズは「幅295mm×高さ297mm×奥行292mm」の順で書かれています。表では他機種と比べやすいよう、幅×奥行×高さに並べ替えました。
満水3.2Lでも、煮込みに使えるのは2.1L
電気圧力鍋には「満水容量」と「調理容量」の2つの表示があります。圧力をかける料理で入れてよい上限は、調理容量のほうです。
V3は満水約3.2L・調理約2.1Lです。「3.2L」だけを見ると大きく感じますが、カレーや煮物を仕込める量の目安は2.1Lになります。自分の家族に何Lが合うかは電気圧力鍋の容量目安早見表|何リットルが自分に合うか一目でわかるで整理しています。
一方、白米は5合まで炊けます。煮込みの量は控えめで、炊飯量は多め、というバランスの機種です。
置き場所は「上の空間」と「換気扇」で決める
設置面積は約30cm四方で、カウンターに置けないサイズではありません。私が気になったのは、面積よりも上方向の空間でした。
使うたびにふたを開けますし、排気もあります。吊り戸棚の真下だと扱いにくくなります。
ショップジャパン公式ページの購入者レビューでも、炒めや煮込みでふたを外すと油はねや臭いが気になり、換気扇の下に置けないと1台で完結させにくい、という声がありました。「ふたを開けた状態で換気扇の近くに置けるか」まで確認しておくと安心です。置き場所の決め方は電気圧力鍋はどこに置く?設置場所と収納のアイデア実例集にまとめました。
仕様をひと通り見たところで、いまの取り扱いと価格です。下の「楽天市場で見る」はショップジャパン公式ストアの出品で、商品名に「返品保証付」と明記されています(「使用後でも39日間返品できる」は直販サイトの条件。購入先ごとの違いは「購入先と型番」の章で触れています)。ここまでの数字を見て、3〜4人前の煮込みと白米5合が要るならV3が候補になります。価格とセットの中身は動くので、注文する時点で確かめてください。
V2とV3の違いは?容量・炊飯量・メニュー数を比較

結論:差は「量」と「メニュー数」、圧力と消費電力は同じ
2026年9月16日時点で、公式サイトではV2(2.4Lサイズ)とV3の両方が販売されています。両方の公式表記を並べると、差がはっきりするのは容量・炊飯量・メニュー数・ベイク/グリルの有無です。
V2(2.4L)とV3の比較表
| 項目 | クッキングプロ V2(2.4L) | クッキングプロ V3 |
|---|---|---|
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 275×274×280mm | 295×292×297mm |
| 満水容量/調理容量 | 約2.4L/約1.6L | 約3.2L/約2.1L |
| 本体重量 | 約3.3kg | 約3.9kg |
| 消費電力 | 700W | 700W |
| 圧力 | 80kPa(レシピにより40kPa) | 高圧80kPa/低圧40kPa |
| 調理機能 | 9役 | 11役 |
| 内蔵レシピ・自動メニュー | 80種類 | 120種類 |
| 炊飯量(白米) | 3.5合 | 5合 |
| 圧力が上がるまでの目安 | 10〜20分 | 10〜30分 |
| 予約の完了時刻 | 減圧20分を見込んで設定 | 減圧時間は含まない |
| 保温 | 3時間 | 3時間 |
| 食洗機 | 内なべ・パッキン可(ふた不可) | 内なべ・パッキン可(ふた不可) |
| 保証(単品) | 1年 | 1年 |
※出典:ショップジャパン公式 各商品ページの仕様欄・よくあるご質問(2026年9月16日確認)
電気代の考え方は両モデル共通
V2の公式FAQには、700Wで1時間動かした場合の電気代の目安が18.9円と書かれています。実際の調理ではヒーターが止まる時間帯もあるので、これより安くなるという注記つきです。
V3も消費電力は700Wなので、同じ考え方で見積もれます。電気代でV2とV3の差がつくことは、仕様上はほぼありません。1時間あたりや保温時のコストの目安は電気圧力鍋の電気代は本当に高い?1時間・保温時のコストを目安つきで公開で計算しています。
どちらを選ぶかは「一度に作る量」で決まる
私はメニュー数より先に、作りたい量が1回で収まるかを見ます。メニューが多くても、量が足りなければ2回に分けることになるからです。
- V2(2.4L)で足りやすい人:煮込みは1.6L以内、ご飯は3.5合以内で十分。本体を少しでも小さく軽くしたい人
- V3を選んだほうがいい人:3〜4人前の煮込みを作る、5合炊く可能性がある、ベイクやグリルも1台で試したい人
メニュー数の差(80→120)は、判断の最後に見る項目にしています。自分が平日によく作る料理が両方のレシピ冊子に載っていれば、差は小さくなるからです。
他社の電気圧力鍋と比べるとどう違う?
同じ3L前後のアイリスオーヤマ KPC-MA3と並べてみる
「なぜショップジャパンのV3なのか」を考えるには、同じくらいのサイズの他社機と比べるのが早いです。ここではアイリスオーヤマの3.0Lモデル KPC-MA3 を並べました。アイリスオーヤマ側の使い勝手はアイリスオーヤマ電気圧力鍋の口コミ|2.2Lと3Lはどちらが合うで見ています。
| 項目 | クッキングプロ V3 | アイリスオーヤマ KPC-MA3 |
|---|---|---|
| 満水容量/調理容量 | 約3.2L/約2.1L | 3.0L/2.0L |
| 最高圧力 | 80kPa | 70kPa |
| 消費電力 | 700W | 800W |
| 炊飯量(白米) | 5合 | 4合 |
| 本体サイズ(幅×奥行×高さ) | 295×292×297mm | 約300×約301×約224mm |
| 自動メニュー | 120種類 | 108種類 |
※V3はショップジャパン公式、KPC-MA3はアイリスオーヤマ公式通販「アイリスプラザ」のKPC-MA3-B/-Hの商品ページ表記(2026年10月8日確認)。KPC-MA3の販売状況や最新仕様は、アイリスプラザの商品ページで確認してください。
数字の違いをどう読むか
調理容量はほぼ同じで、圧力はV3が10kPa高く、炊飯量もV3が1合多い、という関係です。一方で、高さはKPC-MA3のほうが約7cm低く、吊り戸棚の下に置く場合はこの差が効きます。
私が見落としかけたのは、高さでした。設置面積がほぼ同じなので「どちらも置ける」と判断しがちですが、ふたの開閉まで考えると高さの数字は無視できません。
V3を選ぶ理由になるのは「直販の返品条件」と「5合炊き」
仕様だけで比べると、V3が他社機を大きく引き離すわけではありません。V3ならではの判断材料は、使用後でも39日間返品できる直販の条件と、このサイズで白米5合まで炊ける点です。
逆に、低い本体や自動メニューの画面表示などを重視するなら、他社機が合う家庭もあります。メーカー横断での選び方は、ブランドごとの強み・弱みをまとめた比較で整理しておくと迷いにくくなります。
「ほったらかし」はどこまで本当?手が残る工程

結論:加圧から減圧までは任せられるが、前後の工程は残る
公式ページの説明では、「予熱・加圧・減圧」までを自動で行います。火加減や加圧時間の調整は不要で、火を使わないので見張る必要もありません。
ただ、公式に載っているレシピ手順を読むと、ふたを開けて人が作業する工程が入っています。ここを知らずに買うと、「思ったほど放置できない」と感じる原因になります。
公式ページの掲載レシピ6品を数えてみた
V3とV2の公式商品ページに、作り方の手順まで載っているレシピを数えました(2026年9月16日確認)。V3が2品、V2が4品の合計6品です。
- V3・豚の角煮:圧力調理のあと、ふたを外して「煮込み」6分で煮つめる
- V3・ミートソーススパゲッティ:先にふたを外して「炒め」3分、その後に加圧1分
- V2・ブイヤベース:ふたを外して材料を炒めてから加圧1分
- V2・鮭とほうれん草のクリームソーススパゲティ:ふたを外して鮭を焼き、加圧後に一煮立ち
- V2・無水カレー:加圧10分のあと、ルウを入れて煮詰める
- V2・クリームチーズ:材料を入れて発酵7時間。完成後にザルで水切り
6品中5品で、ふたを開けて炒める・煮つめるなどの工程が入っていました。 材料を入れてボタンだけで終わるのは、発酵のクリームチーズ1品です。
「11役・120メニューだから全部おまかせ」と思われがちですが、公式が見本として選んだレシピでも人の出番がある、というのが実際のところでした。仕様表を読み込んで、私の認識がいちばん大きく変わったのがこの点です。
カレールウは圧力調理のあとに入れる
V3の公式FAQでは、カレールウのようにとろみのある食材は、圧力調理後にふたを開けて入れ、「煮込み」で加熱するよう案内されています。もちや重曹を使う調理、油での揚げ物もできないとされています。
ショップジャパン公式ページの購入者レビューにも、自動メニューなのに加圧後は手動で何分と指示されるのでは自動の意味が薄い、という不満がありました。加圧から自動でスローに切り替わるメニューで、完了表示がどの工程の終わりか分かりにくい、という指摘も同じ投稿にあります。
時短の数字は「何と比べたか」まで読む
公式ページの時短データは、条件を分けて読むと実態がつかめます。黒豆は、通常鍋690分(うち浸水480分)に対して、V3のスピード黒豆煮は67分(浸水なし)です。水の代わりにお湯を使った当社検証の結果とされています。
浸水の480分を除くと、通常鍋で煮ている時間は210分です。つまり時短の中身は、「浸水が不要になる効果」と「加熱時間そのものの短縮」の2つに分かれます。
おでんは、通常鍋50分に対してV3が32分48秒です(当社検証、お湯使用)。こちらは約3分の1の短縮で、黒豆ほど大きな差ではありません。
また、公式FAQでは圧力が上がるまでに10〜30分かかるとされています。レシピの「加圧◯分」には、この予熱と減圧の時間が含まれていない点にも注意が必要です。減圧にどれくらいかかるかは電気圧力鍋の減圧時間は何分?減圧と圧力の抜き方を比較で機種ごとに比べました。
予約・保温は共働きの夕飯に使える?
結論:予約は「完了時刻に減圧を含まない」「手動では炊飯のみ」
V3の予約は、設定した完了時刻に減圧時間が含まれず、手動調理で予約できるのは炊飯だけです。 どちらもV3の公式FAQに書かれている条件です。
たとえば19時完成で予約すると、19時の時点ではまだ減圧が続いている可能性があります。帰宅してすぐ食べたいなら、少し早めに設定する必要があります。外出中に予約を使うときの注意点は電気圧力鍋の予約調理は留守でも平気?外出前の予約の注意点にまとめています。
自動調理でも予約できないレシピがある
公式FAQでは、自動調理もレシピによって予約できない場合があるとされています。どのレシピが予約できるかは、取扱説明書の41ページ以降の一覧で確認するよう案内されています。
型番CKPV3WS1で掲載している通販サイトの商品説明には、スロー・発酵・蒸し・無水調理は予約不可と書かれているものもあります。朝セットして夕飯に使う前提なら、この一覧の確認は必須です。
V2とは予約の考え方が違う
V2の公式FAQでは、減圧時間を20分と想定し、予約時刻の20分前に圧力調理が終わる仕組みだと説明されています。V2は減圧まで見込んで、時刻に合わせて仕上げる考え方です。
同じシリーズでも考え方が違うので、V2から買い替える人ほど戸惑いやすい点です。帰宅時刻が毎日ほぼ一定なら、V3でも逆算して設定すれば十分に使えます。
保温は3時間。帰宅がずれる家庭は計算を
保温時間はV2・V3ともに公式FAQで3時間です。家族の帰宅がばらばらでも、3時間以内なら温かいまま食べられます。
最初に食べる人と最後に食べる人の間が3時間を超える家庭では、保温だけではカバーできません。その場合は「温め直し」機能を使う前提で考えることになります。保温をどこまで当てにできるかは電気圧力鍋の保温時間と温度|そのまま放置が危ないのはどんなときで整理しました。
ベイク・グリルと炊飯の実力は?
ベイク・グリル:公式の説明は「パンやケーキ」「肉魚料理」まで
公式ページでは、ベイクはパンやケーキが焼ける機能、グリルは肉魚料理のレパートリーを広げる機能と説明されています。付属品の一覧(しゃもじ、計量カップ、お手入れ用ピン、取扱説明書、レシピ)に、グリル用の専用ふたやプレートは入っていません。
つまり、同じ本体と内なべで使う機能です。上から熱風を当てるような構造の説明は見当たらないので、オーブンやノンフライヤーのような表面の焼き色までは期待しすぎないほうがいい、というのが私の読み方です。
公式ページの購入者レビューでは、発酵・スロー・ベイク・グリルの違いが分かりにくい、温度が5℃刻みでしか設定できないことを買う前に知りたかった、という声がありました。ベイク目当てで選ぶなら、公式サポートで公開されているレシピ冊子で作りたいメニューがあるか先に見ておくと安心です。
炊飯:「ふっくら炊き」と「スピード炊飯」の2モード
公式ページでは、スピード炊飯なら加圧3分、米2合で総調理時間約28分が目安とされています(食材の量や状態により変動)。なべの側面には「白米」「玄米」「おかゆ」の水分目盛りがあります。
Yahoo!ショッピングのショップジャパン店には、ふっくら炊きは合計40分ほど、スピード炊飯は30分弱で味は少し落ちる、という利用者の声がありました。時間の感覚は条件で変わるので、あくまで一人の感想として受け止めてください。
公式FAQが「白米は低圧が適する」とする理由
公式FAQには、白米を高圧で炊くとご飯が薄い灰色に見える場合があるので低圧が適する、と書かれています。高い温度ででんぷんが透明に近くなり、光の加減で灰色に見えるためで、食べても問題はないそうです。
仕様表だけ読んでいると、ここは気づきにくい点です。手動で炊くときは、高圧か低圧かの選択を確認しておくと失敗を避けやすくなります。
口コミの炊飯評価は分かれている
公式ページの口コミには、書いてある通りに炊いても芯が残ったという評価1の投稿があります。別の投稿では、底のほうが水っぽくなったという声も出ています。
一方で、公式ページの購入者レビューには、重い輸入圧力鍋から替えて「おでんとご飯も簡単にできた」という声や、「ほんとに簡単にプロの料理人のような味が出せる」という評価5の投稿もあります。私としては、V3は「炊飯器を手放すための1台」より「炊飯もできる圧力鍋」と位置づけるほうが後悔しにくいと考えています。内なべが1つなので、ご飯とおかずを同じ時間帯に作れない点も理由です。
お手入れは楽?洗いにくいのはどこか

結論:内なべは楽、手間が残るのは「ふた」
公式FAQによると、食洗機が使えるのは内なべとふたのパッキンです。ふた本体は食洗機不可で、手洗いになります。どのパーツが食洗機に入るかは電気圧力鍋は食洗機で洗える?対応パーツと洗ってはいけない部分の見分け方で機種をまたいで整理しています。
内なべは焦げ付き防止加工で、取り外して洗えます。重いガス火の圧力鍋を鍋ごと洗うのに比べると、この点は大きな違いです。
口コミでいちばん具体的な不満は「ふた」
公式ページの購入者レビュー(評価4の投稿)では、いちばん洗いたくないのはふたで、金属部分にスポンジが引っかかる、という指摘がありました。V3にもお手入れ用ピンが付属しているので、蒸気の通り道を掃除する作業は残ると考えてください。パッキンの臭い取りと交換の目安は電気圧力鍋の臭い取り|パッキンとゴムパッキンの手入れと交換で扱っています。
別の投稿では、ふたと内なべがこすれて3回目の使用でフチのコーティングが少しはがれた、という声もあります。ふたを閉めるときに内なべと当てない意識は持っておきたいところです。
お手入れモードは約45分かかる
V3には油汚れやニオイを和らげる「お手入れモード」があります。公式FAQでは、動作を始めてから約45分かかるとされています。
その間は調理に使えないので、夕飯の直後に次の仕込みをしたい日はネックになります。公式ページには、お手入れの際はふたも洗浄するよう注記があり、モードがあってもふたの手洗いは省けません。
パッキンを単体で買えるかは購入前に確認を
Yahoo!ショッピング店の口コミには、パッキンだけの購入ができず、ふた全体を買う必要があるのが難点だという声がありました。カレーなどでパッキンに匂いが移る、という指摘も同じ投稿にあります。
公式サポートページには「パッキンを購入したい」「内釜(なべ)を購入したい」という質問項目が用意されています。長く使う前提なら、購入前にこの項目で最新の扱いを確認しておくと安心です。
クッキングプロV3の口コミ・評判と、買う前に見る条件
公式ページの口コミ10件を集計してみた
2026年9月16日時点で、V3の購入者口コミは14件・総合評価4.5です。V2は115件・3.9でした。
件数と総合評価はショップジャパン公式のクッキングプロ V3 口コミ・評判ページのものです。そこに表示されていた10件を、私が内容ごとに数えると次のようになりました。
- 評価の内訳:5が7件、4が1件、3が1件、1が1件
- 旧クッキングプロからの買い替え:3件
- 重いガス火の圧力鍋・普通の圧力鍋からの乗り換え:3件
- 炊飯への不満(芯が残る・底が水っぽい):2件
- ふた・工程・置き場所への不満:2件
- 内なべのコーティングはがれ:1件
評価4以下の3件は、いずれも炊飯か「ふたを開ける工程」に関わる内容でした。圧力調理そのものへの不満は、この10件の中には見当たりませんでした。
V3は件数がまだ少なく、1件の低評価で平均点が大きく動きます。平均点より、不満の中身が自分の使い方に当てはまるかで読むのが確実です。
返品39日と、セットごとの保証年数
公式ページの商品欄には「返品:39日間(使用後でも可)」と表示されています。ただし注意事項には、返品時の送料はお客様負担と明記されています。
保証期間は、選ぶセットで変わります。2026年9月16日時点の公式仕様欄の表記は次の通りです。
- 単品:保証期間1年
- 安心セット:保証期間1+2年。シリコン落としぶた・シリコン保存ぶたが付く
- トータルセット:保証期間1+4年。上の2点に加え、2段蒸しラック、珪藻土水切りマット、吸水クロス、ナイサーダイサー スマート、ブルーメイト エラなどが付く
価格はセット構成とキャンペーンで大きく動く
V3の販売価格は、単品・安心セット・トータルセットで異なります。セットには単品を別々に買った場合の合計価格と比べた割引表示が付くことがあり、その内容はキャンペーンで変わります。
2026年10月8日時点の公式ページでは、安心セットが支払い総額19,900円(税込・送料無料)、トータルセットが24,900円(税込・送料無料/入荷待ち)と表示されていました。保証期間は単品が1年、安心セットが1+2年、トータルセットが1+4年です。
公式ページにも、キャンペーン内容や期間は変更・終了になる場合があると書かれています。価格は注文する時点で公式ページを見て、「セット間の価格差」と「保証年数の差」を並べて判断するのがおすすめです。
私が迷ったのは、付属品の多さに気を取られて保証年数を見落としそうになった点でした。圧力センサーやパッキンなど部品の多い家電なので、付属品より先に保証を見るようにしています。
購入先と型番、今後の見通し
V3は直販サイトのほか、Yahoo!ショッピングや楽天市場の公式ストアでも扱われています。通販サイトでは「CKPV3WS1」という型番で掲載されていることがあります。購入先によって返品や保証の条件が違う可能性があるので、注文前に確認してください。
公式サイトでは、V2のページにV3への案内バナーが置かれている一方、V2の販売も続いています。V2の販売がいつまで続くか、次のモデルがいつ出るかについて公式の発表は見当たらず、時期は読めません。
公式ページの購入者レビューには、レシピ冊子の手順に食材が出てこない、加圧時間の数字が不自然、という指摘もあります。今後、取扱説明書やレシピが改訂される可能性もあるので、公式サポートに掲載される版はときどき確認しておくと安心です。
クッキングプロV3が向いている人・向いていない人は?
向いている人
仕様と口コミを突き合わせると、次のような人には相性がいいと考えます。
- 角煮・カレー・煮豆など、圧力をかけて柔らかくする料理を週に何度か作る人
- 3〜4人前の煮込みを一度に作りたい、または白米を5合まで炊く可能性がある人
- ガス火の圧力鍋が重くて出すのが面倒になっている人
- 火を使わず、キッチンを離れて調理したい人
- 合わなければ返品も視野に入れて、実際に試してから決めたい人
向いていない人
次に当てはまる人は、慎重に考えたほうがいいと考えます。
- 一人暮らしで自炊が週1回程度の人。調理容量2.1Lを少量だけで使うと、本体の大きさを持て余しやすいと思います
- キッチンが狭く、換気扇の近くに置く場所がない人。炒める・煮つめる工程で困りやすいです
- 朝セットして夜まで放置する使い方が中心の人。手動の予約は炊飯のみで、完了時刻に減圧は含まれません
- 炊飯器を手放して、炊飯をこれ1台に任せたい人
- ふたの手洗いやピン掃除を面倒に感じる人
家電だけでは減らない手間もある
電気圧力鍋が引き受けてくれるのは、加熱と見張りの部分です。材料を切る、炒める、味を調えるといった作業は台所に残ります。
平日の負担の大部分が「献立を考える・下ごしらえをする」ことなら、下処理済みの食材が届く食材宅配やミールキットと組み合わせるのも1つの方法です(献立を考える負担そのものを減らす話は献立に悩まない食材宅配|メニュー提案とカット済み食材の威力で整理しました)。角煮などの個別レシピを試す前に、まず本体の条件が自分の家に合うかを押さえておくのが先だと思います。
購入前チェックリスト
私が仕様表を読みながら判断の軸にした項目です。
- 作りたい料理の量が、調理容量2.1Lに収まるか
- ふたを開けた状態で、換気扇の近くに置けるか(高さ297mmを含めて)
- 平日に作りたい料理が、予約できるレシピ一覧(取扱説明書41ページ以降)に入っているか
- 帰宅時刻に対して、減圧時間と保温3時間の計算が合うか
- 炊飯器を残すか、炊飯もV3に任せるか
- セットごとの保証年数と価格差、返品時の送料負担を確認したか
まとめ:クッキングプロV3は「圧力調理を任せたい家庭」に合う
クッキングプロV3は、高圧80kPa・低圧40kPaの圧力調理と120種類の自動メニューを備えた電気圧力鍋です。直販なら使用後でも39日間返品できるので、試してから判断しやすい条件もそろっています。
一方で、公式掲載レシピ6品中5品にふたを開ける工程が入っていたように、「ほったらかし」でこなせるのは加圧から減圧までが中心です。予約は手動だと炊飯のみで、完了時刻に減圧は含まれません。
選び方は、家庭の状況で分かれます。
- 煮込みの量と5合炊きを重視するなら、V3
- 2人前中心で、本体の小ささと軽さを重視するなら、V2(2.4L)
- 本体の低さや他社の機能も含めて比べたいなら、アイリスオーヤマ KPC-MA3など同サイズの他社機
- 朝セットして夜まで放置する使い方を最優先するなら、予約できるレシピ一覧を読んでから決める
11役や120メニューという数字は目を引きます。ですが、平日の負担が本当に減るかを決めるのは、置き場所、予約の条件、ふたの手入れといった地味な項目です。そこが自分の家に合うかを確かめてから選ぶと、買ったあとに棚で眠らせずに済みます。すでに持っていて使えていないなら電気圧力鍋がめんどくさい・使いこなせない人へ|棚で眠らせない活用術も参考になります。
ここまで見て「圧力をかける煮込みを任せたい」が自分に当てはまるなら、直販は使用後でも39日間返品できます(返品時の送料はお客様負担)。合わなければ返せる前提で試せるのは、この機種のいちばん大きな強みだと思います。
よくある質問
クッキングプロV3で予約した料理は、設定時刻にすぐ食べられますか?
すぐには食べられない場合があります。V3の公式FAQでは、予約で設定するのは調理の完了時刻で、減圧にかかる時間は含まれないとされています。食べたい時刻より少し早めに設定するのが現実的です。
V2とV3で、圧力の強さは違いますか?
違いません。公式表記ではどちらも最大80kPaで、V3は低圧40kPaも選べます。V3で増えたのは調理容量、炊飯量、メニュー数、ベイク・グリル機能です。
クッキングプロV3のふたは食洗機で洗えますか?
ふた本体は食洗機不可で、手洗いです。公式FAQによると、食洗機が使えるのは内なべとふたのパッキンです。蒸気の通り道は付属のお手入れ用ピンで掃除します。
参照した公式ページ
- ショップジャパン クッキングプロ V3(公式)
- クッキングプロ V3 よくあるご質問(公式)
- クッキングプロ V3 の口コミ・評判(公式・本文で引いた購入者レビューの出典)
- ショップジャパン クッキングプロ V2(公式・比較表と電気代の出典)
- クッキングプロ V2 よくあるご質問(公式・減圧20分想定と保温3時間の出典)
- Yahoo!ショッピング ショップジャパン店 クッキングプロ V3 単品(炊飯の所要時間とパッキンの口コミの出典)
- アイリスプラザ 電気圧力鍋 3.0L KPC-MA3(公式通販・比較表の仕様の出典)


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