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電気圧力鍋がめんどくさい・使いこなせない人へ|棚で眠らせない活用術

キッチンの棚の奥に置かれたままの電気圧力鍋と、その前で腕を組んで考える人 調理家電
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結論から言うと、電気圧力鍋を使いこなせない原因のほとんどは「腕」ではなく「使う場面の設計ミス」です。加圧前と減圧後の時間を見込んでいない、洗うパーツの数を把握していない、この2つを直すだけで出番は戻ります。

私自身、仕様表を突き合わせるまでは「3分でできる」という表示を額面どおりに受け取って、どこで時間が消えるのか分かっていませんでした。

電気圧力鍋が「めんどくさい」と言われる本当の理由とは?

「3分」は調理時間であって、完成までの時間ではない

一番の落とし穴はここです。レシピに書かれた「3分」は加圧している時間であって、食卓に出るまでの時間ではありません。

電気圧力鍋は、まず庫内の圧力を上げる工程から始まります。参考情報では、この予熱にあたる加圧までの時間はおよそ10〜20分、調理後の蒸らし(減圧)は料理によって約10〜40分かかるとされています。

つまり「肉じゃが3分」でも、加圧10分+調理3分+蒸らし15分で、実際は30分近くかかる計算になる、という説明です。

この数字を知らずに買うと、「時短家電のはずなのに遅い」という感想になります。逆に言えば、最初からそういう機械だと分かっていれば失望のしようがありません。

私が最初に混乱したのもこの点でした。カタログの「時短」という言葉と、レシピの分数と、実際の待ち時間が別物だと気づくまで、時間の読み方をずっと間違えていました。

「意外に時間がかかる」は使ったユーザー自身の声

マネーポストWEBが2023年9月に公開した記事では、電気圧力鍋を買ったものの出番が減ったユーザーの声が紹介されています。

IT企業に勤める20代男性・Aさんは、SNSで豚の角煮やサムゲタン、けんちん汁、肉じゃが、無水カレーといった料理の画像を見て、「世界が変わる」「もっと早く買えばよかった」という声に押されて購入したと語られています。

買った当初は火加減を気にせず本格的な料理ができることに感動し、「革命的な家電」だと感じたそうです。

ただ、実際には食べるまでにトータルで50〜60分ほどかかる料理も多く、仕事の後は手早く済ませて寝たいので、直火で炒めたり電子レンジ料理になることが多々あった、と同記事は伝えています。

同じ記事の見出しには「味見できない」「煮込みばかり作らない」という言葉も並んでいます。密閉して加圧する構造上、途中で蓋を開けて味を見る、という普通の鍋の作法が使えない。この違和感は、料理をする人ほど強く出ると思います。

「使いこなせない」の正体は、生活のリズムとのズレ

ここが核心です。腕が悪いから使えないのではなく、平日19時の自分の動き方に、この家電の時間軸が噛み合っていないだけ。

火にかけっぱなしにできないという意味では確かに手が空きます。でも、手が空く時間帯が「帰宅してから調理が終わるまで」ではなく「セットしてから待つ間」にしかない。

この差を理解しないまま「時短家電」として買うと、使うたびに小さなストレスが積み上がって、やがて棚の奥に行きます。


電気圧力鍋を使いこなせない人がつまずく5つのポイント

参考記事(スムタノ/2022年12月公開)は、電気圧力鍋が「めんどくさい」と言われるデメリットを5つに整理しています。ここを潰していけば、使わない理由はかなり減ります。

1. 調理時間・2. お手入れ

同記事によると、デメリットとして挙げられているのは「調理時間がかかってしまう」「お手入れがめんどくさい」「使い方を守らないと危険となる」「自動で作れるレシピが少ない」「予約調理できるレシピが少ない」の5点です。

お手入れについては、各種パーツを取り外して水洗いできるものの、大小さまざまなパーツがあり数が多いことがほとんどで、食洗機に対応していないため手洗いになる点が面倒だと指摘されています。

同記事は、洗い物が苦手な人や時間を無駄にしたくない人には、パーツの数が少ない機種を勧めています。

これは選び方として非常に実務的だと思います。容量やメニュー数より先に「毎回何個洗うか」を見る。ここを軽視した人ほど、使わなくなる。

3. 入れてはいけない食材がある

安全面の話です。同記事では、電気圧力鍋に入れてはいけない代表的な食材として「豆類」「パスタ」「餅」「ちくわ」「牛タン」、調味料では「カレールー」「重曹」「大量の油」「大量の酒」が挙げられています。

理由は、膨らんで爆発する危険がある、あるいは蒸気を逃がす圧力調整装置を詰まらせて故障につながる恐れがあるためだと説明されています。

豆類については、規定の分量の4分の1から3分の1までの量であれば問題ないとされる、との記載です。カレールーなど粘度の高いものは、調理が終わって減圧し終えてから入れると安全だ、とも書かれています。

ここは各メーカーの取扱説明書に必ず記載がある部分なので、手持ちの機種の説明書を最優先で確認してください。ネット記事の一般論より、自分の型番の公式表記が優先です。

4. 自動メニューが思ったより少ない・5. 予約調理の制限

自動メニューの代表例として、同記事は「無水カレー」「肉じゃが」「豚の角煮」「ポトフ」「白米」「玄米」「おかゆ」「野菜」を挙げています。

それ以外はレシピブックを見ながら時間を設定することになるため、ほったらかしのメリットが半減する、という指摘です。

予約調理については、機種によっては予約できるメニューが炊飯だけの場合があり、それでは炊飯器と変わらない、と書かれています。生ものの予約調理ができない機種もある、という点も重要です。

一方で、予約調理可能なメニューが80種類ある機種もあると同記事は触れています。つまり「予約」の一言が、機種によって指す範囲がまったく違う。

私が仕様表を見るとき、いちばん時間をかけるのがこの欄です。「予約機能付き」という言葉だけで判断すると、買ってから範囲の狭さに気づくことになります。


棚で眠らせないために、まず何を見直すべき?

使う曜日を1つだけ決める

毎日使おうとするから続きません。加圧と減圧の待ち時間がある以上、この家電は「時間に余裕がある日の主戦力」です。

だから最初は週1回、たとえば土曜の夕方や日曜の午前に固定する。作るものも1品に絞る。これで「使い方を思い出す」コストがゼロになります。

私が使い方を整理するときの基準はここです。頻度を上げることではなく、確実に発動する場面を1つ作ること。

「帰宅後に作る」から「帰宅前に仕上がる」へ発想を変える

平日に使いたいなら、帰宅後にセットするのではなく、予約調理でゴールを帰宅時刻に合わせる。これが本来の使い方です。

ただし前述のとおり、予約できるメニューの範囲は機種で大きく違います。手持ちの機種の説明書で「予約可」のリストを一度だけ書き出しておく。

生ものが予約できない機種なら、朝に入れるのは根菜と乾物、肉は帰宅後に加える、という分け方になります。この整理を一度やれば、迷いが消えます。

加圧・減圧を「待ち時間」ではなく「他の作業時間」に変換する

30分かかること自体は変えられません。変えられるのは、その30分に自分が何をしているかです。

セットしたら風呂を沸かす、洗濯物をたたむ、別の1品を作る。鍋の前に立たなくていいのが唯一にして最大の価値なので、そこを回収しないと本当にただ遅いだけの鍋になります。

「時短」ではなく「拘束時間の削減」。この言葉に置き換えた瞬間、私はこの家電の評価が変わりました。

電気圧力鍋をキッチンカウンターに置き直している様子
※画像はAIによるイメージ

洗うのが面倒で使わなくなる問題はどう解決する?

パーツ数を数えて、洗う手順を固定する

お手入れが面倒なのは、洗う作業そのものより「毎回どれを外すか考えること」が原因になりがちです。

内なべ、内ぶた、パッキン、蒸気口キャップ、つゆ受け。機種によって構成は違いますが、自分の機種のパーツを一度並べて、外す順番を決めてしまう。

順番が決まれば、考える手間がなくなります。面倒さの正体の半分は判断コストです。

においが残るパーツを把握しておく

ゴムパッキンはにおいを吸います。カレーや魚を作った後に、次に炊飯すると気になる、という声はよく見かけます。

対策としては、使用後すぐに外して洗う、乾かしてから戻す、といった基本しかありません。裏を返せば、この一手間を惜しむと使用感が落ちて足が遠のく。

パッキンが交換部品として入手できるかどうかも、長く使う前提なら見ておきたいポイントです。

買い替え・買い増しなら「洗うパーツが少ない機種」を優先する

前述のとおり、参考記事は洗い物が苦手な人にはパーツの数が少ない機種を勧めています。これは私も同意見です。

容量やメニュー数は使う前でも比較できますが、洗いやすさは使ってからでないと効いてこない。だからこそ、スペック表の段階で意識的に見に行く必要があります。


電気圧力鍋の容量選びで失敗しないには?

一人暮らしでは「小さくても多い」が起きる

先ほどのAさんの証言は、容量選びの難しさをよく表しています。

同記事によれば、Aさんは一人暮らしなので容量が少ないモデルを買ったものの、それでも1食分にしては量が多くなりがちで、逆に多めに作って作り置きしようとしても、何日もストックできるほどの量にはならなかったと語っています。

さらに、大きいモデルにすればとも思ったが、そうすると狭いキッチンでの置き場に困っていただろう、と続きます。

これは非常に示唆的です。小さいと中途半端、大きいと置けない。一人暮らしにとって、電気圧力鍋は容量の選択肢そのものが噛み合いにくい家電だということです。

世帯人数と容量の目安を仕様から確認する

メーカーの製品情報を見ると、容量ごとに想定人数が示されています。

たとえばアイリスオーヤマの製品情報では、電気圧力鍋 4.0L/KPC-MA4は最大4人分の調理ができる大容量モデルとして紹介され、レシピブックと連動した自動メニューが80種類、業界最高出力1000Wの圧力調理で調理時間の短縮が可能、電源コードの長さは2.0mと説明されています。

同社の電気圧力鍋3L/PMPC-REMA3は、圧力・温度・無水・低温/発酵・蒸しの5モードを備えた1台7役として紹介され、自動メニュー15種・手動メニュー65種の計80種のレシピブックが付き、ふたスタンドで収納しやすいとされています。

3L ヘルシープラス/KPC-MA3は、全108メニューのうち52種がヘルシーメニューで、2WAYのグリル鍋としてそのまま食卓に置けると説明されています。

※仕様・価格・ラインナップは変更される場合があるので、購入前に必ず各メーカーの公式ページで最新情報を確認してください。

「作り置き前提」なら容量は大きめ、「その日食べきる」なら小さめ

判断の分かれ目はここだと思います。

  • 平日分をまとめて作りたい/家族3〜4人 → 3〜4Lクラス
  • その日食べる分だけ/2人以下 → 2〜3Lクラス
  • 一人暮らしで作り置きもしない → そもそも電気圧力鍋が最適解とは限らない

私が迷ったのは、まさに真ん中の層をどう扱うかでした。2人分なら小さめで足りるはずなのに、煮込みは多めに作った方がおいしい。この矛盾に、機種選びの段階で答えを出しておく必要があります。


置き場所とコンセント、購入後に効いてくる盲点とは?

吊戸棚の奥にしまわれた電気圧力鍋と、積まれた家電の箱
※画像はAIによるイメージ

サイズと設置場所は買う前に実寸で測る

参考情報でも、電気圧力鍋のデメリットとして本体価格が高いこと、コンセントが必要なため設置場所が限られること、他の家電製品との兼ね合いを考慮する必要があること、サイズも大きめなので設置・収納場所の確保が必要なことが挙げられています。

高いものだと5万円近くするものもある、という記述もあります。

ここは軽視されがちですが、使わなくなる原因として非常に大きい。棚から出すのが面倒な位置にあると、それだけで使用頻度は落ちます。

蒸気の逃げ道を確保する

意外に見落とされるのが、蒸気口の上に何があるか。吊り戸棚の真下に置くと、蒸気が当たり続けます。

減圧時に勢いよく蒸気が出る機種もあるので、上方向の空きも含めて設置場所を考えたい。取扱説明書に必要なクリアランスが記載されているはずなので、そこを確認してください。

コンセントの容量と延長コード

消費電力が1000Wクラスの機種もあります。電子レンジや電気ケトルと同じ回路で同時に使うと、ブレーカーが落ちる可能性があります。

コード長も機種によって違い、前述のKPC-MA4は2.0mと公式に記載されています。この数字は置き場所の自由度に直結するので、仕様表で必ず見ておきたい項目です。

電気圧力鍋の幅をメジャーで測っている手元
※画像はAIによるイメージ

買う前に迷っているなら、レンタルという選択肢は?

「必要かどうか」は使ってみないと分からない

参考記事は、購入前にレンタルを試すことを勧めています。

同記事によると、電気圧力鍋の平均価格は約2〜3万円台とされ、現在はサブスクリプションで月々定額のレンタルが可能で、安いもので月額500円から利用できると説明されています。

実際に商品を手に取らないと、どのように分解できるか、大きさはどの程度か、お手入れは簡単か、どんな調理ができるかは分からないことが多い、という指摘です。

さらに、実際に使ってみて合わなければ返品して別の機種をレンタルすることも可能だ、とも書かれています。

※レンタルサービスの料金・対象機種・条件は変動するため、利用時は各サービスの公式サイトで最新の内容を確認してください。

「時短になる」という理由だけで買わない

同記事は、「時短になる」「ほったらかし調理にあこがれる」といった理由で購入する人も多いが、本当に必要かは実際に使ってみないと分からないと述べています。

そして、買ったけれどあまり使わなかった、という結果になると、高い出費をしたのにキッチンの隅で眠らせてしまうことになりかねない、と締めています。

まさにこの記事のテーマそのものです。眠らせる原因の多くは、購入前の想像と実物のギャップにあります。

一方で、レンタルが向かない場合もある

数ヶ月使ってみて判断できるのは大きな利点ですが、月額が積み上がれば購入価格に近づきます。

「試したい機種が明確」「置き場所も決まっている」なら、レンタル期間を短く区切るか、最初から購入した方が結果的に合理的なこともある。ここは自分の意思決定の速さ次第です。


そもそもガス火の圧力鍋の方が合う人もいる?

電気圧力鍋とガス火圧力鍋、仕組みの違い

参考情報によれば、圧力鍋は密閉した鍋で蒸気を閉じ込めながら加熱することで水蒸気が膨張し、鍋内に圧力がかかる仕組みです。

圧力がかかると沸点が上がるため、通常100℃の水が120℃くらいの高温になり、普通の鍋より早く火を通せると説明されています。普通の鍋と比較すると、約1/3〜1/4に短縮した時間で調理ができる、とも書かれています。

違いは圧力の調整方法です。ガス・IH対応の圧力鍋はコンロの火加減で調整し、電気圧力鍋は電気制御によって圧力を自動で調整する、というのが同情報の説明です。

比較表:どちらが自分に向いているか

項目圧力鍋(ガス火/IH)電気圧力鍋
圧力の調整自分で火加減を調整電気制御で自動
目を離せるか調理中は目を離せない火加減を見なくてよい
調理中の音大きく不快に感じる場合も静か
設置スペースコンロ1つで済み収納しやすいサイズが大きく設置・収納場所が必要
電源不要コンセントが必要
価格安いものが多い本体価格が高い(高いもので5万円近く)
予約・保温なし機種により搭載

※上表は参考情報で示されているメリット・デメリットの記述を整理したものです。具体的な仕様は製品ごとに異なります。

向いている人の分かれ目

参考情報は、圧力鍋(ガス火/IH)は購入価格を抑えたい人や料理が好きな人、置き場所の確保が難しい場合に適していると述べています。

一方、電気圧力鍋は、すべて自動で調理をまかせたい人、調理に気を取られず他の作業を進めたい人、キッチンにつきっきりになるのが難しい家庭、帰宅後に調理する時間が取れない人、料理が苦手な人におすすめだとしています。

ここで大事なのは、「使いこなせない」と感じている人の一部は、実はガス火圧力鍋の方が合っている可能性があるということです。

味見をしながら自分で仕上げたい人、キッチンが狭い人、コンロの前に立つのが苦にならない人。この条件に当てはまるなら、自動化はむしろストレスになります。

最初はこう思われがちだが、実際は違う点

「電気圧力鍋=上位互換」だと思われがちですが、実際は用途が別の道具です。

ガス火の圧力鍋は「短時間で柔らかくする」ための道具。電気圧力鍋は「キッチンに縛られる時間を減らす」ための道具。目的が違うので、時短の物差しだけで比べると必ずどちらかを見誤ります。

私が仕様を突き合わせて一番腑に落ちたのがこの点でした。速さを買うのか、拘束されない時間を買うのか。ここを先に決めれば、機種選びの迷いは半分になります。


電気圧力鍋が向いていない人はどんな人?

明確に向かない条件

正直に書きます。次に当てはまる人は、無理に使い続けない方がいいと思います。

  • キッチンが狭く、常設できない人:出し入れが必要な家電は使用頻度が落ちます
  • 一人暮らしで作り置きもしない人:Aさんの証言どおり、容量が中途半端になりがち
  • 平日はほぼ自炊しない人:週1未満なら、鍋とレンジで足ります
  • 味を見ながら調整したい人:加圧中に蓋を開けられない構造は相性が悪い
  • 洗い物を極力減らしたい人:パーツ数が多く、食洗機非対応の機種が多い

手放す・譲るという判断もある

使わない家電を持ち続けること自体がコストです。すでに買ってしまったものについて、無理に元を取ろうとすると、うまくいかないたびに気分が落ちます。

数ヶ月試して出番が週1未満なら、生活と合っていないと判断していい。それは失敗ではなく、検証結果です。

家電で解決しない部分は別の手を考える

電気圧力鍋が担えるのは「加熱・煮込み」の工程だけで、献立を決める、買い出しに行く、野菜を切る、といった前工程は残ります。

ここが平日のボトルネックになっているなら、食材宅配やミールキットのように前工程を減らす選択肢を組み合わせた方が効きます。家電1台で全部を解決しようとしないことも、使いこなしの一部です。


今ある電気圧力鍋を復活させる具体的な手順は?

ステップ1:説明書を開いて3つだけ確認する

まずはこれです。ネットの一般論ではなく、自分の型番の公式情報を見る。

  • 自動メニューの一覧(何がボタン一つで作れるか)
  • 予約調理に対応しているメニューの範囲
  • 入れてはいけない食材・調味料

この3点を紙にメモして、本体の近くに貼っておく。毎回説明書を探す手間がなくなるだけで、心理的なハードルはかなり下がります。

ステップ2:得意料理を1つだけ決める

自動メニューの中から、自分の家でいちばん食べる料理を1つ選ぶ。カレー、肉じゃが、角煮、ポトフあたりが定番です。

それだけを繰り返す。慣れてから2品目に広げる。最初からレシピブックを全部試そうとするから続きません。

私が使い方を人に説明するときも、必ずここから入ります。選択肢の多さは、初期段階では敵です。

ステップ3:使う時間帯を「加圧・減圧込み」で逆算する

19時に食べたいなら、18時30分にはセットが終わっている必要がある。この逆算が習慣になれば、「遅い」という不満は消えます。

平日にどうしても間に合わないなら、予約調理か、週末調理に回す。時間軸を無理に曲げないことが、いちばんの継続のコツです。


まとめ:使いこなせないのは、あなたの腕のせいではない

電気圧力鍋が棚で眠る理由は、大きく3つに整理できます。

時間の読み違い。加圧に約10〜20分、蒸らしに約10〜40分かかるという構造を知らずに「3分」を信じると、必ず裏切られます。

洗う手間の読み違い。パーツ数が多く食洗機非対応の機種が多いため、洗いやすさを軽視した機種選びは後から効いてきます。

容量と置き場所の読み違い。小さいと中途半端、大きいと置けない。この矛盾は購入前にしか解けません。

そのうえで、選び方の結論は1つに閉じません。

  • 平日に帰宅時刻へ合わせたい → 予約調理の対応メニューが広い機種
  • 洗う手間を最小にしたい → パーツ数の少ない機種
  • 家族3〜4人分をまとめて作りたい → 3〜4Lクラスの大容量機種
  • 狭いキッチン・料理は自分で調整したい → ガス火/IH対応の圧力鍋
  • 買うかどうかまだ決められない → レンタルで数ヶ月試す

そして、どの選択肢を取っても、切る・決める・買い出すという前工程は残ります。そこが限界だと感じたら、食材宅配やミールキットで前工程ごと外す手もあります。

道具は、生活の形に合わせて選ぶもの。合わなかったなら、それは検証が済んだということです。


この記事の出典(2026年8月28日確認)

仕様・価格は改定で変わります。購入前には必ずリンク先の公式ページで最新の表記をご確認ください。電気代の目安は料金プランや契約単価によって前後します。

よくある質問

電気圧力鍋は結局、時短になりますか?

加圧と減圧を含めると、料理によっては合計30分前後、機種や献立によっては50〜60分かかる場合もあるとユーザーの声として報告されています。調理の総時間を短くする道具というより、鍋の前に立つ拘束時間を減らす道具だと考えた方が実態に合います。

予約調理があれば平日でも使えますか?

機種によって、予約できるメニューが炊飯だけの場合もあれば、80種類対応の機種もあると参考情報では説明されています。また生ものの予約調理ができない機種もあります。手持ちの機種、あるいは購入検討中の機種の取扱説明書・公式仕様で対応範囲を必ず確認してください。

洗うのが面倒で使わなくなりました。どうすれば続きますか?

外すパーツと洗う順番を固定して「毎回考えない」状態を作るのが有効です。それでも負担が大きい場合は、パーツ数の少ない機種への買い替えを検討する価値があります。参考情報でも、洗い物が苦手な人にはパーツ数の少ない機種が勧められています。

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この記事を書いた人
橘亮介

買ってから後悔する人を減らしたい。それだけのために、このサイトをやっています。

調理家電は、カタログの数字を見比べても決まりません。効いてくるのは容量・置き場所・洗うパーツの数といった地味なところで、たいてい買った後に気づきます。だから公式の仕様を突き合わせて、先に分かる形にしています。

共働きの家事分担をきっかけに、調理家電の仕様を調べ尽くすようになった橘です。数値はメーカー公式の表記を確かめてから書きます。確かめられない数字は書きません。向かない方のことも、はっきりお伝えします。

記事の中で「ここ違うのでは」と思われたら、ぜひ教えてください。

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