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ティファール電気圧力鍋|クックフォーミーとラクラクッカーの使い方

ティファール電気圧力鍋|クックフォーミーとラクラクッカーの使い方 調理家電
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ティファールの電気圧力鍋は、画面のレシピに従うのがクックフォーミー、モードを選ぶのがラクラクッカーです。

朝の予約にも差があります。クックフォーミーは内蔵レシピを予約できず、ラクラ・クッカー プロ(CY3811J0)は圧力調理のみ最大12時間が条件です。

私も仕様表を読み始めた頃は、同じブランドなら使い方もほぼ同じだと思い込んでいました。この記事では、その思い込みが崩れた注記を順に整理していきます。

私は実機の所有者ではありません。ティファール公式サイトの製品ページ(2026年9月確認)の仕様と注記を突き合わせて、向き不向きを見分けています。公式の商品名は「ラクラ・クッカー」ですが、シリーズ全体を指すときは検索で多い「ラクラクッカー」と書きます。

クックフォーミーとラクラクッカーの違いは?

違いの核心は、「献立と分量を本体に任せるか」、それとも「自分で決めてモードだけ選ぶか」です。圧力値や予約の条件も、この設計の差に沿って分かれています。

結論:クックフォーミーは「レシピ内蔵型」、ラクラクッカーは「モード選択型」

クックフォーミーは本体にレシピが入っています。公式ページによると、作りたいレシピと人数を選ぶと、食材・調味料・分量・手順が画面に表示され、火加減も自動で制御されます。

ラクラクッカーには内蔵レシピがありません。カレーや煮物などの調理モードを選んでボタンを押す方式で、紙のレシピブックが付属します。

たとえるなら、クックフォーミーは献立表と料理番を兼ねる家電です。ラクラクッカーは、作るものが決まっている人の手を空けるための家電です。

型番ごとの予約条件を比較表で確認

2026年9月時点の公式製品ページと、各ページのシリーズ比較表をもとに、使い方に直結する項目だけを並べました。予約の条件は「上限時間」と「予約できる調理」の2列に分けています。

機種(型番)圧力値予約の上限時間予約できる調理操作・構成の特徴
クックフォーミー タッチ 3L(CY9221JP)100・70・40kPa製品ページに予約時間の記載なし(スロークッキングは最大12時間)スロークッキングを活用したレシピ270レシピ内蔵、タッチパネル、Wi-Fi接続
クックフォーミー 3L(CY8768JP)70kPa最大15時間内蔵レシピ以外(内蔵レシピは予約不可)250レシピ内蔵、液晶+ダイヤル
ラクラ・クッカー プロ(CY3811J0)70kPa最大12時間圧力調理のみ(対象外のレシピあり)13モード、かきまぜパドル
ラクラ・クッカー(CY380AJ0)70kPa最大12時間圧力調理のみ(対象外のレシピあり)12モード
ラクラ・クッカー コンパクト(CY3511JP/CY3518JP)70kPa比較表に時間の記載なし煮る・炒める・低温調理・発酵モードを除く12モード、排気はマニュアル
ラクラ・クッカー ミニ(CY3408JP)70kPa予約調理なしー10モード、2.3L

クックフォーミーには、6L(CY8751JP)や、直営店限定カラーのCY876AJP(3L)・CY8758JP(6L)もあります。公式比較表での6Lの目安は〜6人・10合で、3Lの2〜4人・4合より作り置き向けの位置づけです。

ホットクックなど他社機と比べたときの立ち位置

自動調理家電全体で見ると、シャープのヘルシオ ホットクックは圧力をかけずに加熱とかき混ぜを自動で行う系統です。パナソニックなど他社にも、圧力調理を軸にした電気圧力なべがあります。

その中でティファールの2シリーズは、「圧力調理」を土台に、ナビを足したのがクックフォーミー、かき混ぜを足したのがラクラ・クッカー プロという分かれ方をしています。

「混ぜてくれる自動調理鍋」を探していてプロにたどり着いた人は、ホットクックとも比べる価値があります。一方で、「煮込みを短時間で終わらせたい」が主目的なら、比較の軸は圧力値と排気方式に絞ったほうが迷いません。

内蔵レシピの数で比べてはいけない理由は?

270か250か、内蔵レシピがあるか無いか。数で比べたくなる気持ちはよく分かります。

ただ、注記まで読むと、使い勝手を左右するのは数ではありません。そのレシピを1日のどの時間帯に使えるかです。内蔵レシピは帰宅後の圧力調理には強い一方、朝の予約には使えません。この差は、レシピ数の欄をいくら眺めても見えてきません。

内なべに切った野菜を入れているところ。奥に電気圧力鍋の本体
※画像はAIによるイメージ

クックフォーミーの使い方は?内蔵レシピで作る基本手順

基本の流れは「レシピを選ぶ→人数を選ぶ→画面の指示どおりに入れる→スタート」です。料理の腕より、画面を順番どおりに読むことが大事な家電です。

内蔵レシピで作る基本の流れ

公式の説明を、実際に操作する順番に並べ直すと次のようになります。

  • 本体の画面で、作りたいレシピを選ぶ
  • 人数を選ぶと、その人数分の食材・調味料・分量が表示される
  • 画面の案内に沿って、食材を入れる・炒めるなどの工程を進める
  • 圧力調理の火加減と、終了後の蒸気の排気は本体が自動で行う
  • 調理後は自動で保温に切り替わる(CY8768JPは最大5時間)

ポイントは、火加減と圧力の判断を人がしないことです。ガス火の圧力鍋のように、圧力が上がった合図を見て火を弱める見張りがありません。

標準モデルの「材料モード」で炊飯と芋類を下ごしらえする

CY8768JPの公式ページには、炊飯と芋類に特化した「材料」モードが載っています。

対応するのは、炊飯が白米・玄米・もち米・白米がゆ、芋類がじゃがいも・かぼちゃ・サツマイモです。食材や分量に合わせて調理時間がプログラムされていて、事前に時間をセットすれば予約調理もできます。

内蔵レシピを予約できない分、朝のうちにごはんや芋の下ゆでを仕込みたい場合は、この材料モードが受け皿になります。

マニュアル調理の「1台7役」は何ができる?

CY8768JPの公式ページは、マニュアル操作を「1台7役」と紹介しています。ただし、同じ説明文で機能名として挙がっているのは、圧力調理・炒める・煮込む・蒸す・炊飯の5つです。

その直下に「保温機能(63℃、最大5時間)」と「再加熱機能(70℃、最大3時間)」が並んでいます。そのため、この2つを含めて7役と読むのが自然です。ただ、公式ページ上で7つを明示的に列挙しているわけではありません。

この段落を細かく書いたのは、「7役」という数字だけが販売ページに転記されやすいからです。数字を見たら、中身の列挙と個数が合っているかを確かめる。仕様表を読むうえで、私が最も時間をかけている作業です。

なお、タッチ(CY9221JP)の公式ページでは「1台13役」「13種類の調理モード」と書かれています。標準モデルとは数え方の土台が違うので、役の数を横並びで比べるのはおすすめしません。

タッチ(CY9221JP)はアプリ連携の範囲が違う

CY9221JPは4.3インチのカラータッチパネルで、スマートフォンのようにスクロールしてレシピを探します。Wi-Fiに接続すると、購入後も本体のレシピを増やせます。

公式比較表では、ティファールアプリの「レシピ検索・買い物リスト作成・メニュープランニング」は3機種共通です。一方、アプリで選んだレシピを本体に送る・調理状況をスマホで確認する「本体連携」はタッチだけです。

「アプリ対応」と書かれていても、標準モデルのアプリは献立を決める道具にとどまります。ここを読み違えると、購入後に一番がっかりしやすいポイントになります。

Wi-Fi接続の手順は、公式サイトの製品ページから開ける取扱説明書PDFで確認できます。家庭のWi-Fi環境で使えるかを購入前に確かめておくと安心です。


ラクラクッカーの使い方は?13モードとかきまぜパドル

ラクラクッカーは「食材を入れる→モードを選んでボタンを押す→ワンプッシュで排気」の3ステップで動きます。ただし、同じシリーズでもモードの顔ぶれや排気方式は機種ごとに違います。

ラクラ・クッカー プロ(CY3811J0)の13モード

公式製品ページでは、CY3811J0のモードは次のように分けられています。

  • 圧力調理モード(7種類):圧力調理、蒸す、無水調理、マッシュ(つぶす)、ごはん、カレー、肉じゃが
  • 通常調理モード(6種類):炒め、煮る、ベイク、おみそ汁、めん類、煮つめ仕上げ

使い方の基本は、「料理名のモードがあればそれを選ぶ。無ければ圧力調理か通常調理の汎用モードで作る」です。分量や味付けは、付属のレシピブック(公式では65レシピ)か自分の感覚で決めます。

かきまぜパドルは「混ぜる手間」と「洗うパーツ」の交換条件

プロの特徴は、自動でかき混ぜるパドルです。公式比較表で、かきまぜ機能に「〇」が付いているのはシリーズでプロだけです。

公式の説明では、パドルが鍋底から食材を返しながら混ぜ、内なべの突起で食材がひっくり返る構造です。圧力調理中もかき混ぜると書かれています。

公式が挙げている具体例は2つあります。炒めモードの焼きそばでは麺と具にソースがムラなくからむこと、マッシュモードのポテトサラダでは圧力調理でやわらかくしたじゃがいもをそのままつぶすことです。

私が仕様を見て気にしたのは、パドルは混ぜる手間を消す代わりに、食後に洗うパーツを1つ増やすという点です。鍋の前に立つ時間と洗い物のどちらを減らしたいか。プロを選ぶかどうかは、この交換条件に納得できるかで決まります。

途中で手を入れる料理と「煮つめ仕上げ」の使いどころ

公式は3ステップを掲げつつ、シリーズ紹介ページに「レシピによっては途中に作業が必要なものがある」と注記しています。入れっぱなしで全部完成するわけではありません。

途中の手間を減らす道具として覚えておきたいのが「煮つめ仕上げ」モードです。公式では、煮物の最後に水分の加減を調整するモードと説明されています。

圧力調理で柔らかくしたあと、汁気を好みの濃さに寄せる「2段階目」として使うモードだと理解しておくと、使いどころに迷いません。

ラクラ・クッカー(CY380AJ0)はプロとモードの顔ぶれが違う

CY380AJ0はプロから単にパドルを外したモデルではありません。公式ページのモード構成は次のとおりです。

  • 圧力調理モード(6種類):圧力調理、蒸す、無水調理、ごはん、玄米、スープ
  • 通常調理モード(6種類):炒め、煮る、ゆでる、発酵調理、ベイク、煮つめ仕上げ

プロにある「マッシュ・カレー・肉じゃが・おみそ汁・めん類」が無い代わりに、「玄米・スープ・ゆでる・発酵調理」が入っています。本体サイズは公式表記でプロと同じ幅×奥行×高さ 約31.0×32.6×27.4cmです。質量はプロの約5.3kgに対し約4.8kgで、付属のレシピブックは55レシピです。

料理名のボタンで作りたいならプロ、玄米やヨーグルトのような発酵を使いたいならCY380AJ0。モード名の一覧を見比べるだけで、向く家庭がはっきり分かれます。

コンパクトとミニは、公式比較表で排気が「マニュアル」、内なべがフッ素樹脂、食洗機対応が「ー」です。価格の手頃さだけで選ぶ前に、調理後に排気の操作が必要になる点を確認してください。

ふたを開けた本体に手をかけ、タイマーのボタンを押しているところ
※画像はAIによるイメージ

クックフォーミーとラクラクッカーの予約調理はどう違う?

朝セットして夜に食べるなら、クックフォーミーは「スロークッキング」か「材料モードなどの予約」、ラクラクッカーは「予約調理可」の圧力メニューを使います。クックフォーミーで内蔵レシピを朝に予約する使い方はできません。

クックフォーミーの内蔵レシピはなぜ予約できない?

ここが、私が一番誤解していた部分です。「250レシピ内蔵」と「最大15時間の予約調理」が同じページに並んでいると、レシピを選んで朝に予約できると思い込みます。

実際には、CY8768JPの公式ページ「その他の機能」欄に、内蔵レシピは予約調理ができないという注記があります。最大15時間の予約は、材料モードなど内蔵レシピ以外で使う機能です。

レシピ任せで朝も夜も回せる家電だと期待すると、ここでつまずきます。実際は、朝と夜で使う機能が分かれる家電です。この切り替えを先に理解しておくことが、使いこなしの第一関門になります。

スロークッキングの手順と、公式レシピに載っている時間

公式によると、スロークッキングは75℃または85℃の温度帯で時間をかけて加熱するモードで、最大12時間まで調理できます。加熱後は自動で保温に切り替わります。

注意したいのは、スロークッキングはマニュアル調理で、レシピは本体に内蔵されていないという注記です。さらに、調理時間を2時間以上に設定できるのはスロークッキングを活用したレシピのみ、とも書かれています。

使い方は、公式サイトのスロークッキング用レシピを見ながら、自分で温度と時間を設定する形です。2026年9月に確認したCY8768JPの製品ページのレシピ欄では、ポークカレーとビーフシチューが540分、おでんが600分、煮豚が480分と表示されていました。

540分は9時間なので、朝8時に始めれば夕方5時に仕上がる計算です。出勤時刻から逆算してメニューを選んでください。スロークッキング対応機種として、公式はCY8768JP・CY876AJP・CY8751JP・CY8758JPを明記しています。販売店には旧世代の型番も並んでいるので、型番の末尾まで照合するのが確実です。

ラクラクッカーのスマート予約は「圧力調理のみ・最大12時間」

CY3811J0とCY380AJ0の公式ページでは、スマート予約調理を「予約開始後すぐに調理を始め、調理後は食材に合った温度を保ち、最後に再加熱して予約時刻に仕上げる方式」と説明しています。

条件は3つです。最大12時間、圧力調理のみ対応、そしてすべてのレシピが対象ではないことです。公式レシピでは、洋風肉じゃが(プロ)や無水チキンカレー(CY380AJ0)のように「予約調理可」と表示されたメニューがあるので、朝に使う料理はこの表示を目印に選ぶのが確実です。

冷凍食材をそのまま入れて調理できる点も、公式が挙げている特徴です。冷凍の肉や野菜を使う家庭なら、解凍の段取りを1つ省けます。

保温の上限を足して、帰宅時刻に届くか確かめる

見落としやすいのが保温時間です。CY8768JPの公式仕様では保温が63℃で最長5時間、再加熱が70℃で最長3時間で、どちらも時間設定はできません。

CY3811J0とCY380AJ0は、保温が63℃で最長12時間、再加熱が90〜95℃で最長3時間です。同じ63℃でも、上限に倍以上の差があります。

帰宅が読めない日が多い家庭ほど、この差が効きます。平日の組み立ては、仕様から逆算すると次の形が合理的です。

  • クックフォーミーで朝に仕込む日:スロークッキングで煮込みをセットし、帰宅後は保温から食べる
  • クックフォーミーで帰宅後に作る日:内蔵レシピの圧力調理で、画面に従って仕上げる
  • ラクラクッカーで朝に仕込む日:「予約調理可」の圧力メニューをスマート予約でセットする
  • ごはんや芋の下ごしらえ:クックフォーミーは材料モードの予約、ラクラクッカーは「ごはん」系モード

クックフォーミーの「最大1/5」時短は本当?条件と実際の所要時間

数字自体は公式の記載どおりですが、条件付きの最大値です。「最大1/5」はクックフォーミー タッチを100kPaで使った場合の比較で、ラクラクッカー側のページには「最大1/3」と書かれています。

「最大1/5」の条件はタッチのページに書かれている

CY9221JPの公式ページには、調理時間が最大1/5になるという記載に、「クックフォーミータッチ(100kPa)で圧力調理した場合を、普通の鍋で調理した場合と比較して」という注記が付いています。

70kPaのCY8768JPのページにも「最大1/5まで短縮」という文言があります。ただ、そのブロックの見出しは「クックフォーミータッチのこんなところがお役立ち」です。標準モデルのページに載っている数字でも、条件はタッチのものだと読むのが正確です。

ラクラクッカーは「最大1/3」、差は圧力値から来ている

CY380AJ0の公式ページは、調理時間を「最大1/3まで短縮」と記載しています。ラクラ・クッカー コンパクトの公式ページでは、この1/3に「70kPaで加圧料理した場合を普通の鍋と比較して」という注記が付いています。

つまり、同じティファールでも、100kPaを使えるタッチは1/5、70kPaのモデルは1/3という表記の違いがあります。1/5という数字は、100kPaを使うレシピのときの最大値と理解しておくのが現実的です。

内蔵レシピや料理名のモードで使う限り、圧力値を自分で判断する場面はほとんどありません。時短の数字は「機種の上限の目安」として読み、日々の段取りは次の3区分で見積もってください。

所要時間は「予熱+加圧+排気」で考える

圧力調理の時間は、3つに分けると段取りが組みやすくなります。

  • 予熱:圧力が上がるまでの時間。CY8768JPの公式ページは、900Wのハイパワーで予熱時間が短いと説明している
  • 加圧:レシピやモードで決まる、圧力をかけている時間
  • 排気:調理が終わってから、ふたを開けられるまでの時間

加圧時間が短い料理ほど、予熱と排気が全体に占める割合は大きくなります。レシピに表示される時間がどこまでを含むかは、公式レシピの詳細や取扱説明書で確認してから、帰宅から食卓までの時間に当てはめてください。

排気方式は「待ち時間」より「手が離せるか」に効く

クックフォーミーは圧力調理後に蒸気を自動で排気します。ラクラ・クッカー プロとCY380AJ0は、ボタンを押し続けなくても排気が進む「ワンプッシュセミオート」です。

コンパクトとミニは、公式比較表で排気が「マニュアル」です。調理の終わりにキッチンへ戻る必要があるかは、この項目で決まります。

1/5や1/3は1回の調理の短さを示す数字です。共働きの平日に効いてくるのは、その間に別の家事ができるかどうかで、そこを決めるのは排気方式と予約の条件のほうです。

洗った内なべ・内ぶた・ふたをシンクの横に並べて拭いているところ
※画像はAIによるイメージ

電気圧力鍋を置く場所とお手入れの注意点は?

置き場所は「奥行」と「ふたを開けたときの高さ」で決まり、お手入れは「内なべの素材と食洗機対応」「洗うパーツの数」で差が出ます。安全上の注意も、置き場所選びと一緒に確認しておくと後悔が減ります。

本体サイズと質量を公式の表記順で比べる

公式の表記(幅×奥行×高さ)で並べます。

機種(型番)本体サイズ 幅×奥行×高さ質量
クックフォーミー タッチ 3L(CY9221JP)約32.4×31.4×26.8cm約5.2kg
クックフォーミー 3L(CY8768JP)約32.4×31.4×26.8cm約4.8kg
クックフォーミー 6L(CY8751JP)約33.5×36.5×31.0cm約6.5kg
ラクラ・クッカー プロ(CY3811J0)約31.0×32.6×27.4cm約5.3kg
ラクラ・クッカー(CY380AJ0)約31.0×32.6×27.4cm約4.8kg

出典は、3Lの各機種とラクラ・クッカーがティファール公式の製品ページ、6Lがティファールの2024年2月27日付ニュースリリースです。

3Lクラスは幅も奥行も30cm台前半に収まります。6Lは奥行約36.5cm、質量約6.5kgまで増えるので、奥行の浅いカウンターや吊り戸棚の下では、ふたを開けたときの高さと蒸気の逃げ場まで測っておくと確実です。

販売店のページでは、同じ数字を「高さ×幅×奥行」の順で載せている例もあります。私は寸法を見るとき、必ず公式の表記順に並べ直してから棚の寸法と照らし合わせています。

置き場所と一緒に確認したい安全上の注意

ティファール公式の「電気圧力鍋の正しい使い方(安心・安全)」ページには多くの注意点が並んでいます。日常で抜けやすいのは次の3つです。

  • 壁やガラス窓の近くで使わない:炊飯器の定位置だった壁際では、この条件を満たせないことがある
  • 調理中・調理直後は蒸気口に顔や手を近づけない:排気の瞬間は特に注意する
  • ふたを開けた後に裏返さない:ふた裏の湯滴が垂れてやけどの原因になるため、水平に置く

異常な音やニオイ、電源コードの異常な発熱などがあれば、使用を中止してプラグを抜き、修理センターに相談するよう公式は案内しています。最終的な基準は、手元の取扱説明書です。

お手入れの仕様はシリーズでここが違う

ラクラ・クッカー プロとCY380AJ0は、公式ページで内なべがセラミックコーティング・食洗機対応です。どちらも、ふたや内なべ、パッキングのニオイを蒸気で落とすスチーム洗浄機能を備えています。

クックフォーミーは、鍋本体がステンレス製、内鍋がセラミックコーティングと紹介されています。ただ、2026年9月に確認したCY8768JPとCY9221JPの製品ページには、内鍋の食洗機対応についての記載が見当たりませんでした。食洗機を使う前提なら、取扱説明書で確認してください。

どの機種でも、パッキングの状態確認と毎回のお手入れは欠かせません。プロはパドルの分だけ洗うパーツが増える、という点も頭に入れておいてください。

利用者の声で見えてくる「ふた回り」の手間

仕様表だけでは分からないのが、ふた回りの扱いやすさです。ティファール公式サイトのレビュー欄には、クックフォーミーについて、料理はおいしくできるが後片付けで内蓋を外すのに苦労した、という声が載っていました。

これは1件の感想で、全員に当てはまるわけではありません。ただ、内蓋やパッキングといった「毎回外して洗う部品」の手間は、数値に表れないぶん購入後に不満として出やすいところです。家電量販店で実機に触れられるなら、ふたの着脱だけは一度試しておく価値があります。


クックフォーミーとラクラクッカー、使い方から見てどっちが合う?

「献立と分量を考えるのがしんどい」ならクックフォーミー、「味付けは自分で決めたいが、混ぜる・見張る手間は減らしたい」ならラクラ・クッカー プロが基本の分け方です。容量の細かい選び方は、ここでは深追いしません。

使い方の相性で見た向き・不向き

クックフォーミーと相性が良いのは、次のような使い方をしたい家庭です。

  • 平日の献立を考える時間そのものを減らしたい
  • 料理に苦手意識がある家族とも、同じ手順で作れるようにしたい
  • 朝はスロークッキング、夜は内蔵レシピ、と機能を分けて運用できる
  • アプリで選んだレシピを本体に送りたい(この場合はタッチCY9221JPだけが対応)

ラクラクッカーと相性が良いのは、次のような家庭です。

  • 分量や味付けは自分で調整したい
  • 炒め物や煮込みで、混ぜるために鍋の前に立つ時間を減らしたい(プロCY3811J0)
  • 玄米・スープ・発酵をよく使う(CY380AJ0)
  • 保温を長めに取りたい、内なべを食洗機で洗いたい(プロ・CY380AJ0)

向いていない使い方もはっきりさせておく

  • 自炊が週に数回程度の一人暮らし:私の見立てでは、公式の人数目安が2〜4人からの3Lでも、置き場所と手入れの手間に見合いにくい
  • 壁際にしか置き場所がない:公式の安全上の注意を守れる場所がなければ、使うたびに移動が必要になる
  • 内蔵レシピを朝に予約するつもりだった:クックフォーミーではできない使い方
  • 朝の予約を前提に、ミニを検討している:公式比較表でミニの予約調理は「ー」

迷った末に、私が今の基準にしていること

正直に言うと、最初はタッチの多機能さに一番惹かれていました。100kPa、Wi-Fi、270レシピと、仕様表の数字が一番多く並んでいたからです。

ただ、平日を「朝に仕込めるか」「帰宅後に何分立つか」「食後に何を洗うか」の3つに分けて仕様を当てはめると、選ぶべき機種は家庭ごとに変わりました。今は、数字の多さではなく、しんどい工程がどこにあるかで選ぶことにしています。

今後の見通しにも少し触れておきます。本体連携は現状タッチ限定で、標準モデルの後継でどう変わるかについて公式の発表はありません。献立系のアプリ機能はすでに3機種共通になっているので、本体連携の範囲は今後の改良で動く可能性がある項目だと私は見ています。購入時期が先なら、この欄だけは最新の比較表で見直してください。


まとめ

ティファールの電気圧力鍋は、同じブランドでも使い方の前提が違います。

  • 献立と分量を任せたいなら、クックフォーミー(タッチCY9221JP、標準CY8768JP、作り置き重視なら6L CY8751JP)
  • 味付けは自分で、混ぜる手間を減らしたいなら、ラクラ・クッカー プロ(CY3811J0)。玄米や発酵を使うならCY380AJ0も候補
  • 朝に仕込んで夜に食べたいなら、クックフォーミーはスロークッキングか材料モードの予約、ラクラクッカーは「予約調理可」の圧力メニュー
  • 調理後に手が離せるかは、排気方式(自動/ワンプッシュ/マニュアル)で決まる

電気圧力鍋が引き受けてくれるのは、主に加熱と見張りの工程です。食材をそろえて切る工程はどちらのシリーズでも残るので、下ごしらえすら厳しい日が続く家庭では、カット済み食材が届くミールキットと組み合わせるのも1つの方法です。3Lと6Lで迷っている場合は、本体の容量を比べた記事を別に用意しているので、そちらで判断材料をそろえてください。

数字や機能は改良で変わることがあります。購入前にはティファール公式サイトの製品仕様、注記、取扱説明書を確認してください。

平日に一番しんどいのが「考えること」なのか、「鍋の前に立つこと」なのか、「時間どおりに帰れないこと」なのか。そこが決まれば、選ぶべき1台と、その1台の使い方は自然に絞られます。


記事で扱ったラクラ・クッカーの、いまの取り扱いと価格です。

よくある質問

クックフォーミーとラクラクッカーの違いは何ですか?

クックフォーミーは本体にレシピが入っていて、画面が食材・分量・手順を案内するレシピ内蔵型です。ラクラクッカーは内蔵レシピが無く、調理モードを選んでボタンを押すモード選択型で、プロ(CY3811J0)だけが自動かきまぜパドルを搭載しています。

朝にセットして夜に食べたい場合、予約調理はどう使えばいいですか?

クックフォーミーは内蔵レシピを予約できないため、75℃または85℃で最大12時間加熱するスロークッキングか、材料モードなどの予約を使います。ラクラ・クッカー プロとCY380AJ0は、圧力調理のみ最大12時間のスマート予約に対応しています。公式レシピで「予約調理可」と表示されたメニューを選ぶのが確実で、ミニは予約調理に対応していません。

内なべは食洗機で洗えますか?

ラクラ・クッカー プロとCY380AJ0は、公式ページで内なべが食洗機対応です。コンパクトとミニは公式比較表で「ー」です。クックフォーミーは、2026年9月に確認したCY8768JPとCY9221JPの製品ページに食洗機対応の記載が見当たらなかったため、取扱説明書で確認してください。

参照した公式ページ・公的資料

この記事を書いた人
橘亮介

買ってから後悔する人を減らしたい。それだけのために、このサイトをやっています。

調理家電は、カタログの数字を見比べても決まりません。効いてくるのは容量・置き場所・洗うパーツの数といった地味なところで、たいてい買った後に気づきます。だから公式の仕様を突き合わせて、先に分かる形にしています。

共働きの家事分担をきっかけに、調理家電の仕様を調べ尽くすようになった橘です。数値はメーカー公式の表記を確かめてから書きます。確かめられない数字は書きません。向かない方のことも、はっきりお伝えします。

記事の中で「ここ違うのでは」と思われたら、ぜひ教えてください。

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