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電気圧力鍋の6リットル・8リットルは何人分?大容量の比較

電気圧力鍋の6リットル・8リットルは何人分?大容量の比較 電気圧力鍋
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電気圧力鍋の6Lは1回で食べきるなら6人前後、8Lは8人前後が目安です。作り置きも兼ねるなら、6Lは3人家族、8Lは4人家族がちょうどいい線です。

この人数は品名の「6L」「8L」から出したものではありません。アイリスオーヤマ PC-EMA6の調理容量3.8L、ワンダーシェフ OEDF80の最大調理量約5.3Lという公式の数字に、1人分の量の仮定を置いて計算したものです。

私自身、大容量モデルの仕様表を並べたとき、同じ「6L」の機種で容量欄が5.7L・5.8L・6.0Lとばらばらだったことに戸惑いました。この記事では、公式仕様を突き合わせて見えた「何人分か」の読み方と、置き場所まで含めた判断の順番をまとめます。

電気圧力鍋の6L・8Lは何人分?

結論:人数の目安は早見表のとおり

先に結論を表にまとめます。根拠となる調理容量はメーカー公式の数字(2026年9月確認)、人数は私が置いた仮定での試算です。

容量クラス試算の根拠にした機種と調理容量1回で食べきる作り置き込み(2食分)
6LPC-EMA6:調理容量3.8L6人前後3人家族(4人なら副菜で調整)
8LOEDF80:最大調理量約5.3L8人前後4人家族(5人なら副菜で調整)

根拠は「調理容量÷1人約600ml(仮定)」です。6Lは3.8L÷0.6L=約6.3人分、8Lは5.3L÷0.6L=約8.8人分になります。

6Lの目安はPC-EMA6の1機種をもとにした試算

人数への換算には「1人がどれだけ食べるか」の前提が必要です。カレーや煮込みを、おかわり込みで1人あたり約600mlと余裕側に置きました。ここは公式の数字ではなく、私の仮定です。

6Lの目安は、調理容量を公式に明記しているPC-EMA6の3.8Lから出しています。ティファール CY8751JPなど、調理容量を公開していない6L機に同じ数字がそのまま当てはまるとは限りません。

2食分に分けると、3.8L÷2=1.9Lで、1回あたり約3.2人分です。作り置き前提なら3人家族がちょうどよく、4人家族だと1回分が少し足りない計算になります。

4人家族で作り置きもしたいなら、副菜を1品足して主菜の量を抑えるか、もう一段大きいクラスを検討することになります。

8Lの目安はOEDF80の最大調理量をもとにした試算

8Lクラスは、ワンダーシェフ OEDF80の公式仕様にある最大調理量約5.3Lが根拠です。1回で食べきるなら8人前後、2食分に分けると1回あたり約4.4人分になります。

作り置き込みで4人家族、5人家族なら副菜で調整、というのが数字どおりの線引きです。

盛り付ける量は家庭によって大きく変わるので、実際に何皿取れるかは人数の仮定次第で上下します。だからこそ、仮定を明示したうえで調理容量という公式の数字から逆算する方法をとっています。

「人数+1L」など、目安が情報源で食い違う理由

中部電力ミライズの家庭向けサービス「カテエネ」のコラム(2025年4月25日公開)は、容量の一般的な目安を「人数+1リットル」としています。この式では、6Lは5人向け、8Lは7人向けです。

マイベストの電気圧力鍋ランキング(2026年8月版)の選び方では「3〜4人家族なら2L以上」とされ、目安の置き方そのものが違います。

どれかが間違いというより、「1回で食べきる前提か」「作り置きを含むか」「何の容量を指しているか」で答えが変わるためです。私はこの食い違いを見て、人数の目安は入口にすぎず、最後は調理容量の欄で決めるという順番に切り替えました。


満水容量と調理容量はどう違う?

品名・満水容量は「鍋の大きさ」、調理容量は「入れてよい上限」

アイリスオーヤマの公式通販(アイリスプラザ)に載っている電気圧力鍋 6.0L(PC-EMA6)は、満水容量5.8Lに対して調理容量3.8Lです。

品名の「6.0L」や満水容量は鍋そのものの大きさを表します。一方の調理容量は、圧力をかけるときに食材と水分を入れてよい上限です。

何人分作れるかを考えるときに使うべきなのは、後者の数字です。品名の数字で人数を計算すると、材料が上限線を超えて入りきらないという失敗につながります。

比率を計算すると約66%だが、分母がそろっていない

調理容量を公式に数字で出している2機種について、比率を計算しました。

  • PC-EMA6:調理容量3.8L÷満水容量5.8L=約66%
  • OEDF80:最大調理量約5.3L÷品名の8.0L=約66%

どちらも3分の2前後ですが、同じ条件の比較ではありません。PC-EMA6は満水容量で割っているのに対し、OEDF80はワンダーシェフ公式オンラインストアの仕様表に満水容量の項目がないため、品名の8.0Lで割っています。

圧力調理では、密閉した鍋の上部に蒸気のための空間を残す必要があります。調理容量が鍋の大きさより小さくなるのはこのためですが、どれだけ残すかは機種ごとに違う可能性があるので、「どの機種も3分の2」とは言い切れません。

調理容量を公開していない機種はどう確かめる?

ティファール CY8751JPの公式サイトは、容量「6.0L」と人数の目安「〜6人」で示す形式で、調理容量という項目自体がありません。インスタントポット Duo SV 6.0Lも、日本公式サイトの仕様表は容量5.7Lと内釜サイズまでです。

調理容量が仕様表にない機種は、公式サイトで公開されている取扱説明書か、内鍋に刻まれた上限線の位置で確かめるのが確実です。販売店の商品名に付記された容量は、メーカーの仕様表と一致するか必ず突き合わせるようにしています。

同じ土俵で数字を並べられない機種があること自体が、大容量選びの難しさだと、仕様を集めながら痛感しました。

内なべの内側にある満水ラインと目盛り
※画像はAIによるイメージ

6L・8Lクラス4機種の公式仕様はどう違う?

容量と炊飯量の比較表

各メーカーの公式サイト・公式通販に掲載された仕様をもとに整理しました(2026年9月確認)。「記載なし」は、公式の製品ページ・仕様表を見て該当する項目が見つからなかったものです。

機種(型番)公式の容量表記調理容量炊飯
ティファール クックフォーミー 6L(CY8751JP)6.0L(〜6人)仕様表に項目なし10合
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 6.0L(PC-EMA6)満水5.8L3.8L6合
インスタントポット Duo SV 6.0L容量5.7L仕様表に記載なし3〜8合(1合は不可)
ワンダーシェフ 楽ポンPRO 8.0L(OEDF80)8.0L(品名)約5.3L(豆類線 約2.6L)仕様表に記載なし

同じ「6L」でも、容量欄は5.7L〜6.0Lまで幅があります。品名はクラス名、容量欄は実寸という違いなので、どれも誤りではありません。

OEDF80の炊飯は公式仕様表に記載がなく、販売店の商品説明には「料理用で炊飯には推薦しない」と書かれた例もありました。炊飯に使う予定があるなら、取扱説明書で扱いを確認してから決めてください。

寸法・質量・消費電力の比較表

寸法はいずれも公式表記を「幅×奥行×高さ」の順にそろえています。

機種幅×奥行×高さ質量定格消費電力コード長
CY8751JP33.5×36.5×31.0cm約6.5kg1,200W約1.5m
PC-EMA6約32.5×約30.9×約32.8cm約5.2kg1,000W約1m
Duo SV 6.0L31.1×33.5×32.7cm5.6kg1,000W記載なし
OEDF80約37.0×34.0×36.0cm約6.1kg約1,000W約1.5m

圧力はCY8751JP・PC-EMA6・OEDF80がいずれも70kPaで、ここは機種差が出にくい項目です。Duo SVは製品ページに圧力値の記載がありませんでした。

予約・保温・自動排気の比較表

平日の夕飯に使うなら、容量と同じくらい効いてくるのが予約と保温です。公式の製品ページで確認できた範囲を並べます。

機種予約調理保温圧力調理後の排気
CY8751JP最大15時間(内蔵レシピは予約不可)63℃・調理後最長5時間自動で排気
PC-EMA6対応対応記載なし
Duo SV 6.0L製品ページに記載なし製品ページに記載なし記載なし
OEDF80記載なし記載なし記載なし

情報の出し方がこれほど違うこと自体が、比較の落とし穴です。CY8751JPは細かく書かれている分だけ「内蔵レシピは予約できない」という制約も見えますが、記載がない機種は制約があるのかどうかさえ製品ページだけでは分かりません。

予約して帰宅時に仕上げたいなら、使いたい料理で予約が使えるかを取扱説明書で確認するのが、購入後の後悔を防ぐいちばん確実な手順です。

仕様表でまず見るべき3つの欄

大容量を調べ始めたころ、私は「容量」の数字ばかり追っていました。けれど4機種を並べてみると、判断を分けるのは別の欄でした。

  • 調理容量(最大調理量):何人分作れるかの実数
  • 幅×奥行:置けるかどうかの実数
  • 質量:出し入れできるかどうかの実数

容量クラスが同じでも、この3つは機種ごとに大きく違います。「6Lか8Lか」を決める前に、この3つを自分の台所に当てはめるほうが後悔が少ないと、今は考えています。


6L・8Lの電気圧力鍋は機種ごとに何が向いている?

CY8751JP:献立決めまで任せたい人向け、ただし最も場所をとる

公式サイトによると、液晶画面で手順を案内する「ナビするレシピ」を250種類内蔵し、そのうち40種類が無水調理レシピです。75℃または85℃で最大12時間加熱できるスロークッキングモードもあり、炊飯は白米・玄米・もち米・白米がゆに対応します。

利用者の声では、価格.comに「250品目から選んでから操作するので最初は手間に感じたが、マニュアル調理なら時間を入力して使えた」という趣旨のレビューがありました。献立を画面に任せる使い方と、時間を指定する使い方の両方を想定しておくと戸惑いにくそうです。

注意点は大きさです。4機種のなかで奥行36.5cm・質量約6.5kgと存在感が大きく、設置場所に余裕がない家では最初に候補から外れやすい機種です。

PC-EMA6:調理容量が明記され、設置面積が最も小さい

公式通販の仕様では、調理容量3.8L、満水容量5.8L、炊飯6合です。予約調理と保温に対応し、分解して手入れできると案内されています。

私がこの機種を比較の軸にしているのは、調理容量がはっきり書かれているからです。「何人分入るか」を数字で判断できる大容量モデルは、意外と多くありません。

アイリスプラザのレビューには「大食い家族なのでこのサイズで正解だった」という声がある一方、「自動メニューの所要時間が約2時間と知って驚いた」「玄米を炊くつもりだったが対応していなかった」という不満もありました。使いたいメニューの所要時間と対応炊飯メニューは、取扱説明書で先に確認しておきたいところです。

もう1つ、自動メニュー数の表記が公式通販の中で、商品名では12種類、説明文では13種類と揃っていません。メニュー数を重視するなら、ここも取扱説明書で確かめるのが確実です。

Duo SV 6.0L:低温調理つき、ただし少量炊飯は不可

日本公式サイトでは、品名は「6.0L」、容量欄は5.7Lです。低温調理(sousvide)機能を備えた「1台9役」のファミリーサイズモデルとして紹介されています。

見落としやすいのは炊飯の範囲で、公式に「3〜8合まで(おすすめは4〜7合、1合は不可)」と書かれています。少量を炊く用途には向かないことが、公式の段階で明示されているわけです。

利用者の声では、Yahoo!ショッピングのレビューに「大家族にはうれしいサイズだが、取扱説明書が分かりにくい」という指摘がありました。別のレビューでは、共働きでタイマーを使い、帰宅したら主菜ができていて助かったという声も見かけます。

予約や保温の条件は製品ページの仕様表では確認できなかったため、平日の予約調理を前提にするなら、公式サイトで公開されている取扱説明書で使える範囲を確かめてください。

OEDF80:量を最優先する人向け、ただし豆類線は約2.6L

ワンダーシェフの公式オンラインストアでは、楽ポンPRO(OEDF80)が「大容量プロ仕様圧力なべ」として紹介されています。仕様表では最大調理量が約5.3L、豆類線が約2.6Lです。

見落としやすいのが、豆類線が最大調理量の半分以下に設定されている点です。豆は加熱中に膨らみ泡も立ちやすいため、「8Lなら黒豆を一度に大量に煮られる」と考えると、実際に入れられる量は通常の煮込みの半分以下になります。

付属品は取扱説明書兼クッキングガイド(6レシピ)と掃除ピンで、内蔵レシピや液晶ナビを求める人向けではありません。価格.comのレビューには「業務用にも使えるぐらい大きい」「火力の自動調節が便利」という声がありました。


8リットルの家庭用電気圧力鍋はなぜ選択肢が少ない?

公式ラインナップを見ると、6Lクラスが上限のメーカーが多い

家庭用の電気圧力鍋を探すと、6Lを超えるクラスは目に見えて少なくなります。今回確認した範囲では、インスタントポット日本公式サイトの電気圧力鍋一覧は3.0Lクラスと6.0Lクラスの機種で構成されていました(2026年9月確認)。

ティファールも、クックフォーミー 6Lを「大容量タイプ」として位置づけています。

ワンダーシェフの公式オンラインストアでは、OEDF80は「プロ仕様圧力鍋」のカテゴリにも並び、飲食店向けの販売ページも用意されています。8Lクラスは、家庭用と業務用の境目に近い位置づけだと読み取れます。

設置性が家庭のキッチンと合いにくい

ここからは仕様を見比べたうえでの私の見方です。OEDF80は高さ約36.0cmで、6Lクラス3機種(31.0〜32.8cm)より約3〜5cm高くなります。

ふたを開ける空間まで含めると、一般的な吊り戸棚の下に常設するには厳しくなる家庭が出てきます。容量を1クラス上げるだけで、置ける場所の条件が一段厳しくなるわけです。

少量調理との相性が需要を絞る

大容量ほど、少量で使う日の制約が増えます。そのため8Lクラスの需要は、大家族・来客の多い家・大量の作り置きをする家に限られがちです。

容量が上がると本体価格も上がる傾向があることを考えると、「念のため大きいほう」で8Lを選ぶのは、費用の面でも置き場所の面でも割に合わない家庭が多いと感じています。

大容量の電気圧力鍋で作った煮込みを、保存容器に小分けしたところ
※画像はAIによるイメージ

6リットル・8リットルの電気圧力鍋は置き場所に困らない?

設置面積はA4用紙1.6〜2枚分

公式寸法から幅×奥行を掛けると、設置面積はおおよそ次のとおりです(A4用紙1枚=約624cm²で換算)。

  • PC-EMA6:約1,004cm²(A4用紙約1.6枚分)
  • Duo SV 6.0L:約1,042cm²(約1.7枚分)
  • CY8751JP:約1,223cm²(約2.0枚分)
  • OEDF80:約1,258cm²(約2.0枚分)

同じ6Lクラスでも、CY8751JPはPC-EMA6より奥行が5.6cm深くなります。カウンターの奥行が浅い家では、この差がそのまま「はみ出すかどうか」になります。

本体の高さではなく「ふたを開けた高さ」で測る

高さはCY8751JPが31.0cm、Duo SVが32.7cm、PC-EMA6が約32.8cm、OEDF80が約36.0cmです。実際には、ここにふたの開閉と、調理中に蒸気口の上へ空けておく空間が加わります。

レンタルサービスのレビュー記事(Rentio PRESS、メーカー提供の記事)では、キッチンボードのスライドテーブルに3Lタイプは収まったのに、6Lタイプは本体が大きく引っかかったと報告されていました。

ふたを開けた状態の高さは公式仕様表に載っていないことが多いので、棚の中で使う予定なら、店頭の実機か取扱説明書の図で開いた状態を確認するのが確実です。

質量6kg前後とコードの長さは「出しっぱなし」前提で考える

質量はCY8751JPが約6.5kg、OEDF80が約6.1kg、Duo SVが5.6kg、PC-EMA6が約5.2kgで、ここに食材と水が加わります。中部電力ミライズのコラムも、電気圧力鍋は炊飯器のように出しておいて使うケースが多いと指摘しています。

電源コードはCY8751JPとOEDF80が約1.5m、PC-EMA6が約1mです。PC-EMA6は設置面積が最小な一方で、コンセントに近い位置でないと置きにくくなります。

仕様から判断すると、6kg前後の本体を毎回下の収納から出す運用は負担が大きくなります。常設できる場所を容量より先に決めるのが、大容量選びの順番だと考えています。


大容量の電気圧力鍋なら少量調理にも使える?

「大は小を兼ねる」は電気圧力鍋では成り立ちにくい

大容量モデルを検討する人の多くは、「大きいほうを買っておけば、少ない日にも使える」と考えます。私も調べ始めたころはそう思っていました。

ところが公式の注意書きと利用者の声を追っていくと、大容量ならではの不満は、むしろ少量で使う場面に出やすいことが分かってきました。

公式の段階で少量に制約がある機種もある

分かりやすいのが、Duo SV 6.0Lの炊飯です。公式に1合は不可、おすすめは4〜7合とされており、2人分だけ炊く使い方は想定されていません。

圧力調理は、一定量の水分から蒸気を出して圧力を上げる仕組みです。鍋が大きいほど、少ない水分では圧力が上がるまでの条件を満たしにくくなる方向にあります。最小量の条件は取扱説明書に書かれていることが多いので、少量で使う予定があるなら上限だけでなく下限も確認するのがおすすめです。

PC-EMA6のレビューにあった「自動メニューで約2時間かかって驚いた」という声も、量を作る前提の機種を、短時間で少しだけ作る感覚で見たときのずれとして参考になります。

判断基準は「週に何回、調理容量の半分以上を使うか」

共働きの家庭で夕飯を考えると、ここで迷う人は多いはずです。平日は2〜3人分をさっと作りたいのに、週末は作り置きをまとめてこなしたい。

この2つを1台で満たそうとすると、大容量の少量での使いにくさか、小容量の量不足か、どちらかを我慢することになります。

今の私の基準は、週に何回、調理容量の半分以上を使うかです。PC-EMA6なら1.9L以上を週に何度作るか、という形で数えます。週末のまとめ作りが主目的なら大容量、平日の出番が中心なら3〜4Lクラスという線引きのほうが、結果的に出番が増えると考えています。

家族で棚の寸法をメジャーで測り、電気圧力鍋の置き場所を確認しているところ
※画像はAIによるイメージ

購入前に確認したい、大容量ならではの注意点は?

内鍋が直径24cm前後になると、洗う場所から考え直す

Duo SVの内釜は公式で23.9×15.7cm、OEDF80の内がまは内径24cmです。家庭の食洗機に入るかどうかは、容量ではなくこの内鍋の寸法で決まります。

シンクで手洗いする場合も、直径24cm前後の深鍋を毎回洗うことになります。パーツ数から見た洗いやすさは別の記事で比較しているので、ここでは大容量は内鍋そのものが大きいという点だけ押さえてください。

作る量が増えるほど、予熱から減圧までの時間を多めに見込む

電気圧力鍋は「加圧◯分」の表示だけを見ると早く感じますが、実際には予熱と減圧の時間が加わります。中部電力ミライズのコラムも、レシピ上30分の煮込みでも合計1時間以上見込むべき場合があると説明しています。

量が増えれば温まるまでの時間は伸びる方向なので、平日の帰宅後に満量近くで使うなら、予約調理と組み合わせる前提で考えたほうが現実的です。調理はほったらかしでも、小分けや保存の手間は量に比例して増える点も、買う前に想像しておきたいところです。

消耗品を公式で買えるか、電源が100Vかを確かめる

OEDF80については、公式オンラインストアで専用パッキン(24cm)や内がま、ノズルフィルター、ガラスフタなどが単品で扱われています。大容量機は消耗品も専用サイズになりがちなので、交換部品をメーカーから直接買えるかは長く使ううえで確認しておきたい点です。

また、「電気圧力鍋 6L」で検索すると、「110V米国規格」とうたう海外仕様品や、「5/6L用」の汎用互換パッキンも混ざって表示されました。本体か部品か、電源は日本の家庭用の100Vかを確かめてから比較に進むのが安全です。


6リットル・8リットルの電気圧力鍋が向いている人・向いていない人は?

向いているのは、量を作る日が週に何度もある人

  • 5人以上の家族で、煮込み料理を一度に作りたい人
  • 3人家族で、週末に作り置きをまとめて仕込みたい人(6Lクラス)
  • 4人家族で、作り置き込みで量を確保したい人(8Lクラス、または6Lクラス+副菜で調整)
  • 炊飯も兼ねたい人(10合のCY8751JP、3〜8合のDuo SVなど、合数の範囲を確認したうえで)
  • 幅33cm・奥行37cm前後のスペースを常設で確保できる人

8LクラスのOEDF80は、最大調理量約5.3Lという量を最優先する人に絞られます。来客が多い家庭や、2世帯分を一度に作る家庭では候補になる理由があります。

向いていないのは、少量中心・キッチンが狭い人

  • 一人暮らし、または2人暮らしで作り置きをしない人
  • カウンターの奥行が浅く、棚の中で使う予定の人
  • 平日に少量だけ作る使い方が中心の人
  • 毎日は自炊しない人

マイベストのランキングでも、一人暮らしや2人暮らしには1〜2L程度のコンパクトタイプを勧めています。

平日の負担が「加熱」ではなく「献立決めや下ごしらえ」にあるなら、容量を上げても解決しません。その部分は、カット済み食材がそろうミールキットや食材宅配を組み合わせるほうが効く場合もあります。

選ぶ順番は「置けるか」→「何人分入るか」

仕様表を見るときの順番を、私の基準としてまとめておきます。

1. 常設できる場所の幅・奥行・ふたを開けた高さと、コンセントまでの距離を測る
2. その場所に収まる機種の中で、調理容量(最大調理量)を比べる
3. 豆や汁物が多いなら、豆類線など料理別の上限を確認する
4. 炊飯の最小・最大合数と、予約調理できるメニューの範囲を確認する
5. パッキンなどの消耗品を公式で入手できるか確認する

容量を比べるのは2番目で、その前に置き場所で候補を絞ります。先に「何人分か」で選ぶと、置けない機種に気持ちが傾いてしまうので、この順番を崩さないようにしています。


まとめ:6L・8Lは「何人分」を調理容量と置き場所で判断する

人数の目安と、その根拠

電気圧力鍋の6Lクラスは、1回で食べきるなら6人前後、作り置き込みなら3人家族が目安です(PC-EMA6の調理容量3.8Lをもとにした試算)。8Lクラスは、1回で食べきるなら8人前後、作り置き込みなら4人家族が目安です(OEDF80の最大調理量約5.3Lをもとにした試算)。

どちらも1人約600mlという私の仮定で計算しているので、食べる量が少ない家庭では人数が増え、多い家庭では減ります。

状況別の選び分け

  • 献立決めまで任せたい・10合炊きたいなら CY8751JP、設置面積を抑えて調理容量を数字で確かめたいなら PC-EMA6
  • 低温調理も使いたく、少量炊飯はしないなら Duo SV 6.0L
  • 量を最優先し、高さ約36cmの本体を常設できるなら OEDF80
  • 平日の少量調理が中心なら、6L・8Lではなく3〜4Lクラスを検討する

価格や在庫、仕様の細部は変わることがあります。購入前には各メーカーの公式サイトで最新情報を確認してください。

参照した情報と確認時期

  • ティファール公式サイト:クックフォーミー 6L(CY8751JP)製品ページ(2026年9月確認)
  • アイリスオーヤマ公式通販 アイリスプラザ:電気圧力鍋 6.0L(PC-EMA6-W)商品ページ・商品レビュー(2026年9月確認)
  • インスタントポット日本公式サイト:Duo SV 6.0L製品ページ・電気圧力鍋製品一覧(2026年9月確認)
  • ワンダーシェフ公式オンラインストア:マイコン電気圧力鍋 8.0L OEDF80「楽ポンPRO」商品ページ・部品ページ(2026年9月確認)
  • 中部電力ミライズ「カテエネ」電気圧力鍋コラム(2025年4月25日公開)
  • マイベスト 電気圧力鍋ランキング(2026年8月版)
  • Rentio PRESS(メーカー提供のレビュー記事)
  • 利用者の声:価格.com、Yahoo!ショッピングの各商品レビュー(2026年9月確認)

6L・8Lの代表として挙げた2機種の、いまの取り扱いと価格です。

よくある質問

電気圧力鍋の6リットルは4人家族には大きすぎますか?

作り置きをしないなら余裕があり、作り置きをするならやや足りない計算です。1人約600mlと仮定すると4人分は約2.4Lで、PC-EMA6の調理容量3.8Lには約1.4Lの余裕があります。2食分の4.8Lは3.8Lを超えるので、作り置きもしたい場合は副菜で量を調整するか、置き場所を確認したうえで大きいクラスを検討してください。

8リットルの電気圧力鍋は炊飯にも使えますか?

機種によります。今回確認したワンダーシェフ OEDF80は公式仕様表に炊飯の記載がなく、販売店の商品説明には炊飯を推奨しないと書かれた例もありました。炊飯も重視するなら、CY8751JPの10合のように炊飯量が公式仕様に明記されている機種から選ぶのが確実です。

「6L」と書かれていても容量が違うのはなぜですか?

品名の「6L」はサイズのクラスを示す名前で、仕様表の容量欄は実寸だからです。PC-EMA6は満水容量5.8L、Duo SV 6.0Lは容量5.7Lと公式に書かれています。何人分作れるかは、品名でも満水容量でもなく、調理容量の欄で判断してください。

参照した公式ページ・公的資料

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この記事を書いた人
橘亮介

買ってから後悔する人を減らしたい。それだけのために、このサイトをやっています。

調理家電は、カタログの数字を見比べても決まりません。効いてくるのは容量・置き場所・洗うパーツの数といった地味なところで、たいてい買った後に気づきます。だから公式の仕様を突き合わせて、先に分かる形にしています。

共働きの家事分担をきっかけに、調理家電の仕様を調べ尽くすようになった橘です。数値はメーカー公式の表記を確かめてから書きます。確かめられない数字は書きません。向かない方のことも、はっきりお伝えします。

記事の中で「ここ違うのでは」と思われたら、ぜひ教えてください。

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